2009.05.18 BCクロカン体験@秋田八幡平
ぼちぼち、BCクロカンのレポートもアップしていこうと思います。
現在骨折治療中につき、当面は過去の記録になります。
まずは記念すべきBCクロカン初体験の日から。
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2009年5月18日
例年なら私はゴールデンウイークで滑り納めだったのだが、もっと滑りたいとの思いも手伝い、気になっていたまほろば倶楽部のBCクロカンの体験を申し込んだ。
田沢湖までの所要時間はもちろん新幹線が一番短いが、東京発朝イチの新幹線でも田沢湖駅着は10時になってしまう。
せっかくあそこまで行くのに十分な滑走時間が取れないのではもったいない、ということで、寝台特急あけぼの→秋田朝イチの新幹線、というルートで田沢湖8時着を目指す。
しかし、当日は新幹線が遅れるほどの強風。
しばらくまほろば倶楽部の事務所で天気待ちとなり、早く着いた意味は無くなってしまった。
それでも10時過ぎに事務所を出て、秋田八幡平に連れて行ってもらうが、山頂付近は雨混じりのガスに強風が吹き荒れている。
秋田八幡平ツアーは断念、藤七温泉で昼食。カレー+蕎麦+山菜天ぷらのバイキング。山菜天ぷらが旨い。
昼食後、秋田八幡平スキー場まで下りてくると、とりあえずガスは無くなった。
スキー場は営業を終了しているが、ゲレンデには何とか滑れるだけの雪が残っている。
雨の中、ゲレンデに出撃する。
レンタルしたのはカルフのXCD-GT。
BCクロカンの足回りは細革テレマークよりかなり軽い。
残雪のゲレンデを登り、いよいよ初滑り。
不安定な道具だが、こちらは20年も細革テレマークを滑ってきているのだし、ノーエッジクロカンでゲレンデを滑ったこともある。何とかなるはずだ。
胸を高鳴らせてGO! ん? あれれ・・・。
どうもしっくり来ない。
まあ、まだ1本目だから慣れれば、ということで2~3本滑るがやはりイマイチ。
一緒に滑っている石木田さんは、同じような道具で華麗な高速ウェーデルンを決めている。しかも信じられないような切り替えの速さ。
んー、こんな天気の中こんな遠くまで来て、「BCクロカン、イマイチでした」で終わってしまうのか・・・。
密かに悶々としていたとき、ふと、どうせ無理だろうが、いっぺん石木田さんの真似をして滑ってみよう、と思い立つ。
まずは石木田さんの滑りを凝視。
続いて、滑る。
ポジションを高く保ち、板を回しこむよりも、とにかくあのピッチで切り替えることだけを意識して、脚を動かす。
すると、思いのほか板が良く回り、ウェーデルンになっている。
今までの自分の引き出しにはなかった浅回りで、滑りながら加速している(減速しきれていない)ような感じがあり、やや怖いのだが、我慢してそのまま、転ばず下まで滑りきった。
もちろん、石木田さんほど早くは切り替えられていないのだが、それでも、自分にはできないと思いこんでいた滑りができてしまった。
最高に気持ちいい。
とたんにスイッチが入り、この感覚を忘れないうちにと、登っては滑り、を繰り返す。
一度感覚をつかむと、滑りが別世界のようにスムーズになった。
試しに弧の大きさや深さを変えて滑ってみたが、大丈夫、感覚は変わらない。
今考えると、最初、私は、「BCクロカンはエッジが効きにくくてスピードコントロールが難しいはずだから、しっかり回しこんで減速しなければ」という意識で、板を深く回しこみ、エッジを効かせようと一生懸命板を踏んでいた。
しかしやはりエッジが思ったほどは効かないものだから、さらに踏み込んで板を回しこみ、次のターンへの流れが極端に悪くなって、ぎこちない、気持ちの悪い滑りになってしまっていたのだと思う。
一方、この日つかんだ感覚は、ずれるスキーの流れにそのまま乗っていく、という感じだろうか。
得たものの大きさに興奮しつつ滑りを終えたが、時間があまりにも短かったことと、雪のコンディションは良かったとはいえ、スキー場の残雪滑りにとどまってしまったことが残念でならない。
なんとしてもこのシーズン中にもう一度来ようと心に決める。
なお、スキーの後は、後生掛温泉に連れて行ってもらって入浴。
ここでディープな東北温泉の味を知り、翌年(2010年)夏休みの「東北温泉巡り家族旅行」につながっていったのだった。
まほろば倶楽部HPでの当日の記録はこちら。
動画は、「感覚」をつかんだ後、ターン弧をやや大きくして滑ってみたときのものだと思います。
※2011.12.04 動画追加
ブレイクスルー直後の滑り。
現在骨折治療中につき、当面は過去の記録になります。
まずは記念すべきBCクロカン初体験の日から。
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2009年5月18日
例年なら私はゴールデンウイークで滑り納めだったのだが、もっと滑りたいとの思いも手伝い、気になっていたまほろば倶楽部のBCクロカンの体験を申し込んだ。
田沢湖までの所要時間はもちろん新幹線が一番短いが、東京発朝イチの新幹線でも田沢湖駅着は10時になってしまう。
せっかくあそこまで行くのに十分な滑走時間が取れないのではもったいない、ということで、寝台特急あけぼの→秋田朝イチの新幹線、というルートで田沢湖8時着を目指す。
しかし、当日は新幹線が遅れるほどの強風。
しばらくまほろば倶楽部の事務所で天気待ちとなり、早く着いた意味は無くなってしまった。
それでも10時過ぎに事務所を出て、秋田八幡平に連れて行ってもらうが、山頂付近は雨混じりのガスに強風が吹き荒れている。
秋田八幡平ツアーは断念、藤七温泉で昼食。カレー+蕎麦+山菜天ぷらのバイキング。山菜天ぷらが旨い。
昼食後、秋田八幡平スキー場まで下りてくると、とりあえずガスは無くなった。
スキー場は営業を終了しているが、ゲレンデには何とか滑れるだけの雪が残っている。
雨の中、ゲレンデに出撃する。
レンタルしたのはカルフのXCD-GT。
BCクロカンの足回りは細革テレマークよりかなり軽い。
残雪のゲレンデを登り、いよいよ初滑り。
不安定な道具だが、こちらは20年も細革テレマークを滑ってきているのだし、ノーエッジクロカンでゲレンデを滑ったこともある。何とかなるはずだ。
胸を高鳴らせてGO! ん? あれれ・・・。
どうもしっくり来ない。
まあ、まだ1本目だから慣れれば、ということで2~3本滑るがやはりイマイチ。
一緒に滑っている石木田さんは、同じような道具で華麗な高速ウェーデルンを決めている。しかも信じられないような切り替えの速さ。
んー、こんな天気の中こんな遠くまで来て、「BCクロカン、イマイチでした」で終わってしまうのか・・・。
密かに悶々としていたとき、ふと、どうせ無理だろうが、いっぺん石木田さんの真似をして滑ってみよう、と思い立つ。
まずは石木田さんの滑りを凝視。
続いて、滑る。
ポジションを高く保ち、板を回しこむよりも、とにかくあのピッチで切り替えることだけを意識して、脚を動かす。
すると、思いのほか板が良く回り、ウェーデルンになっている。
今までの自分の引き出しにはなかった浅回りで、滑りながら加速している(減速しきれていない)ような感じがあり、やや怖いのだが、我慢してそのまま、転ばず下まで滑りきった。
もちろん、石木田さんほど早くは切り替えられていないのだが、それでも、自分にはできないと思いこんでいた滑りができてしまった。
最高に気持ちいい。
とたんにスイッチが入り、この感覚を忘れないうちにと、登っては滑り、を繰り返す。
一度感覚をつかむと、滑りが別世界のようにスムーズになった。
試しに弧の大きさや深さを変えて滑ってみたが、大丈夫、感覚は変わらない。
今考えると、最初、私は、「BCクロカンはエッジが効きにくくてスピードコントロールが難しいはずだから、しっかり回しこんで減速しなければ」という意識で、板を深く回しこみ、エッジを効かせようと一生懸命板を踏んでいた。
しかしやはりエッジが思ったほどは効かないものだから、さらに踏み込んで板を回しこみ、次のターンへの流れが極端に悪くなって、ぎこちない、気持ちの悪い滑りになってしまっていたのだと思う。
一方、この日つかんだ感覚は、ずれるスキーの流れにそのまま乗っていく、という感じだろうか。
得たものの大きさに興奮しつつ滑りを終えたが、時間があまりにも短かったことと、雪のコンディションは良かったとはいえ、スキー場の残雪滑りにとどまってしまったことが残念でならない。
なんとしてもこのシーズン中にもう一度来ようと心に決める。
なお、スキーの後は、後生掛温泉に連れて行ってもらって入浴。
ここでディープな東北温泉の味を知り、翌年(2010年)夏休みの「東北温泉巡り家族旅行」につながっていったのだった。
まほろば倶楽部HPでの当日の記録はこちら。
動画は、「感覚」をつかんだ後、ターン弧をやや大きくして滑ってみたときのものだと思います。
※2011.12.04 動画追加
ブレイクスルー直後の滑り。
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