★2009.12.29 BCXC/旧乳頭スキー場

BCクロカンで初めての新雪滑り。

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2009年12月29日

サロモンのBCクロカンブーツ、Xadv8を白馬のラッピーにて早々に予約し、入荷したらあわせて板も購入しようと待ち構えていたが、一向に入荷しない(※結局、この年はXadv8は生産中止となり、日本に入ってこなかった。怒)。
待ちきれず、またもやまほろば倶楽部に申し込む。
今回は、帰りがけに蔵王のスキーキャンプに行っている息子を迎えに行く、という名目で年末のお出かけの許可を得たので、車で田沢湖へ向かう。

まほろば倶楽部の予約が取れたのは午後からなので、午前中は田沢湖スキー場で滑る。
リフト営業開始前に到着したら、そんなに極端に早かったわけでもないのに、駐車場一番乗りに近かった。
関東甲信越のスキー場では考えられない。こっちの人はガツガツする必要がないのね。

スキー場では普通にテレマークで滑っただけ。
特筆すべきは、スキー場の上部でほんまもんのホワイトアウトを体験したこと。
濃霧で本当に自分の周りが真っ白になり、雪面と地上の境目も分からない。
どちらが斜面の上なのかも分からず、平衡感覚がなくなり、滑ると目が回るようで気持ち悪くなる。
なるほど、ホワイトアウトでは行動するなというのがよく分かる、貴重な体験だった。

昼食(スキー場レストハウスで「横手焼きそばと富士宮焼きそばの食べ比べセット」。まだあるのだろうか)を食べてから、まほろば倶楽部の事務所へ行く。
そこから、石木田さんの車で旧乳頭スキー場へ。本当は乳頭ブナ森スキーを希望したのだが、まだ雪が足りないということだった。

旧乳頭スキー場は、ようやく滑れるようになったという感じ。
まだブッシュの頭があちこち顔を出している。
しかし、ふかふかの新雪がかなり積もっている。

私は、これまで厳冬期にツアーに出たことは無く、春以外はもっぱら週末のゲレンデテレマークだったので、深雪滑降はテレマーク歴(20余年)の割に経験が少なく、あまり得意ではない。
なのでこの日も悪戦苦闘であったが、軽いBCクロカンで深雪に突っ込んで行くのは、太板でのパウダー滑りとはまた違う楽しさを感じた。
言葉で表現するのは難しいが、何というか、ヨロイで固めたような太板プラ靴と比べると、裸で雪と戯れているような、よりプリミティブな楽しさがある。

途中からは、石木田さんに勧められて、直滑降で板を前後にスライドさせる練習を繰り返す。
旧乳頭スキー場は結構斜度があるので、直滑降で行くにはちょっと厳しいが、下が平らになっているためこの練習には最適である。
かなりのスピードが出るので、途中でバランスを崩し撃沈を繰り返すが、ふかふかの雪は転んでも痛くないし、BCクロカンは起き上がるのも楽だ。
思わず笑ってしまう。

東京から車で6時間以上もかけて行って、廃業したスキー場跡地で直滑降をして喜んでいる、というのは、フツーの人には到底理解されないだろう。

しかしこの日の深雪滑りで私はますますBCクロカンが好きになり、一刻も早くMyスキーを手に入れなければ、と思ったのだった。

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