2010.01.06 細革/湯ノ丸山

ここまでは全て石木田さんのガイドでBCクロカンをやってきましたが、秋田や白馬まではそうそう行けないので、Myスキーを手に入れるとなったら、自分でフィールドを探さなければなりません。
その一つとして、東京から近くて雪質が良く、手軽に楽しめそうなエリアということで、湯ノ丸山周辺に着目。
湯ノ丸山は言わずと知れたポピュラーコースですが、ロングコース志向の私は行ったことがありませんでした。
まずはテレマークステップ板で行ってみることにしました。

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2010年1月6日 湯ノ丸山

天候:曇り時々晴れ
装備:(板)BDポーラスター、(靴)スカルパ・ビンソン
タイム:湯の丸第1リフト上 12:30 ~ 南峰13:34 ~ 北峰13:43 ~ 下降開始14:14 ~ スキー場ベース 15:00

年末から大寒波で大雪が続き、湯の丸スキー場の積雪も100cmに達する。年末に根子岳を滑った記録をネットで見て、少雪ではあるものの滑れないことはなかった様子だったので、現在なら湯ノ丸山でも雪は十分あると判断。この日も冬型で日本海側は大荒れの天気との予報だが、湯ノ丸山は晴れマークだったので、行ってみることにした。
風が心配だったが(ウェザーニュースで4~5mの予報)、それほどでもなかった。雪は思った以上に深かった。

遅い出発で、11時30分スキー場着。
リフト改札で登山かと聞かれ、計画書の記入を求められる。持参した計画書を提出する。下山後の報告も求められる。

リフトトップからスタート。トレースあり。スキーを履いて足首からすねくらいのラッセル。
行けるところまでステップで行こうと思ったが、あまりグリップがよくないのですぐにシール装着。格段に楽になる。
トレースをたどるが、トレースは途中溝のようなところに沿って登っていた。まだ夏道の地形が出ているのだろうか。
登るにつれて斜度がきつくなる。
 
南峰山頂までは約1時間。思った以上に短かった。
稜線上は風が強い。頬と顎が痛くなる。
目出帽を出したくなるが、面倒なので北峰までそのまま進む。
稜線上は雪が飛んでいて、岩が出ているが、シールをつけたままなら雪を拾って歩ける。

北峰ピーク付近はなぜか風が弱かった。地図と照らし合わせながら、下りルートを観察。
北峰ピーク付近からスキー場方向にまっすぐ下っていくのは、まだ雪が少なく難しそうと判断。しかし、稜線直下に広がる新雪のスロープは滑らないともったいないように見える。
そこで、北峰から少し戻ったところでシールを外し、上部の新雪斜面を滑って右方向にトラバースすることにする。

稜線上は雪が飛んでいるが、東側は雪がたまっている。思った以上の深雪。結構斜度もあり、腰が引けて撃沈。
まだ雪のベースができていない感じで、部分的にかなり潜る。転倒すると体がかなり雪に埋まる。
南峰方向にトラバースしながらステップで稜線に登り返し、2本ほど滑る。2ターンほどの距離だが、あまりうまく滑れない。
思ったより転倒が多く時間を食ってしまい、南峰の頂上に戻るのが面倒になったのと、南峰下の樹林に沿ってトレースが見えたので、そこをたどって下ることにしたが、これがよろしくなかった。
結構ブッシュが密に出ている上、落とし穴のように急にスキーが潜るところがあり、転んで止まる繰り返し。
右方向にトラバースしていくが、最後は藪こぎに近い密なブッシュの中を進んでいく。
ようやく牧柵に近い開けた部分に出て、ほっとする。
しかし、依然としてスキーはうまくいかず、ターンはままならない。
鐘の少し上で登りのトレースに戻る。
最後はゲレンデを滑り、リフト小屋に下山報告をして終了。

思った以上の苦戦。
寒いせいで雪質は良く、もっと雪が増えてからまた来たいと思ったが、結局このシーズンは再度湯ノ丸山を登ることはなかった。
周辺には足繁く通うことになるのだが。


画像


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<このほかの湯ノ丸山の記録>
2011.01.16 BCXC/湯ノ丸山

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