2008.05.02 細革/08GW立山①

今シーズンのツアー報告をアップし終えて、このあとどうしようかと思いましたが、とりあえず順不同で過去のテレマークのツアー記録をアップしようと思います。

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2008年5月2日 08GW立山・1日目

天候:くもり
装備:(板)BDポーラスター、(靴)スカルパ・ビンソン

<タイム>
9:35 室堂
10:05 雷鳥沢B.C.

11:25 雷鳥沢B.C.
11:50 雷鳥荘
11:55 雷鳥沢B.C.
13:20~13:50 一の越
14:20 雷鳥沢B.C.


ゴールデンウイークは、毎年テント泊でツアーに行っている。
08年は、立山に行ってみることにした。
夏には何度か行っているが、スキーツアーで行くのは初めてだ。
このあと3年連続で立山に行くことになるとは、このときは思っていない。

夜行列車で富山へ。
学生時代は、リクライニングすらしない急行「能登」の普通車両で行ったものだが、オトナになったので寝台特急「北陸」を利用。快適。
富山から先も、この年は連休後半に入る前の平日の入山だったので、きわめてスムーズに室堂までたどり着く。

室堂からスキーを履いて雷鳥沢のテン場に向かう。
板はステップソールのブラックダイヤモンド・ポーラスター。立山にステップ板は場違いかと思ったが、この板を購入して以来、ステップソールの便利さにすっかりはまっていたので、やはりポーラスターで行くことにした。

みくりが池、雷鳥荘を経由する夏道通しで行くが、結構アップダウンがある。
この程度の登りはステップ板ならお手の物なのだが、下りでの滑りに予想外に苦しむ。
これまでもテント装備を背負ってのスキーはしてきたが、尾瀬などに行くのと立山に行くのでは、荷物の重さがだいぶ違うのである。
ワンランク上の防寒装備が必要だし、アイゼン・ピッケルも必要。しかもこのときは、軽量化など考えていない無骨なカジタ製のピッケルを使っていたりしたので、なおさらである。
さらに、尾瀬などならこの時期の雪は滑りやすいザラメだが、立山はコンディションも様々。
この日は重くて潜る雪だったので、重荷を背負ってしまうとほとんどまともに滑れない。
転倒を繰り返しながら、やっとの思いでテン場にたどり着く。

テントを設営したら、足慣らし。
まずは雷鳥荘前の「ゲレンデ」を滑ってみる。
Tバーリフトは使わず、ステップソールで登る。
雪質の悪さもあり、滑りはイマイチ。
今思えば、このころは下手だった。スキー場のゲレンデではバリバリの上級者ヅラをして滑っていたが、悪雪への対応力はまだまだだった。

冴えない滑りにここを繰り返し滑る気にもならず、一の越に向かってみることにする。
行けるところまでブルドーザー道をステップで登り、ブル道を外れるところからシール装着。
思ったよりも短時間で一の越に着く。

一の越からは、往路を戻ってもあまり面白そうに思えなかったので、右手に大きくトラバースして山崎カールの下に移動。高度を落とさず横移動できるのがステップの利点。
山崎カール下から、雷鳥沢テン場に下る。雪が締まっている部分もあり、多少は滑りやすかった。

雷鳥沢のテン場は管理事務所が開いており、トイレが利用可能、流し場には水が豊富に出ている。
近くの小屋でビールの購入も可能。小屋に風呂に入りにいっている人もいる。
非常に快適なテン場である。

                 みくりが池で出会った雷鳥
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                 雷鳥荘から雷鳥沢。平日なのでまだテントが少ない。
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