★★2012.02.02 BCXC/池の平湿原

またまた寒波到来の2日、池の平湿原に行ってきました。適度な積雪で最高でした。

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2012年2月2日 湯の丸スキー場 ~ 池の平湿原 ~ 湯の丸スキー場

天候:雪時々くもり時々晴れ
装備:(板)アウタバウンズクラウン(靴)Xadv4
<タイム>
12:37 林道入口(湯の丸第4リフト上)
13:13 兎平
 | (周辺滑降)
15:39 雲上の丘
16:08 湯の丸スキー場ベース

先週の四阿山の下りラッセルで「大雪のときのBCクロカンは難しい」などと言っていたくせに、性懲りもなく、「20年に1度」の最強寒波到来で大雪への警戒が報じられる中、ツアーに行く。
目的地は、前日までの天気チェックからそれほど多くは降っていないと思われる、湯ノ丸エリア。
湯ノ丸山は、おそらく山頂付近の面白いところはかなりの強風で、BCクロカンで遊び回るような状況ではないと思われるので、対岸の池ノ平湿原に行ってみることにする。

まずはリフトの回数券を購入。多分、これが私の「シーズン券」になる。
ブーツは、先日身請けした Xadv4 をデビューさせる。
くるぶしまでしかホールドされないこのブーツ、リフトの乗り継ぎでゲレンデを滑ると、思った以上に不安定というか、頼りないので、慎重に滑る。

林道入口の新雪は、思った通りそれほど多くない。
これなら下りラッセルにはならなくて済みそうだ。

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トレースはスノーシューのもの。
途中で1組とすれ違い、兎平近くで1組を追い抜いた。
今日はスキーヤーはいないようだ。

30分ちょっとで兎平に到着。
東屋の前のオープン斜面は完全ノートラック。
今日はこれを独り占めできる。というか、ここはいつもノートラックで、独り占めだ。
人気ルートなので大抵他にも山スキーやテレマークの人がいるのだが、そういう用具の人たちにとってはこの斜面は物足りないため、滑ろうとしないようだ。
たしかに、シールを剥がしてさあ滑降、というスタイルだったら、稜線から湿原に下る大きな斜面に行くのが普通だろう。

よだれを垂らしてノートラック斜面を見ながら、いつものように夏道沿いにジグザグを切って登っていく。
オープンスロープのトップからスタート。
止まってしまうことはないだろうが、スピードは出にくいだろうから、まずは直滑降。
時々ぐぐっと沈むところがあるが、概ね下地も出来ている感じ。
登り返して直滑降のトレースを3列並べて、「マイゲレンデ」を作る。

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そして、スピードの出るようになった「ゲレンデ」で繰り返し滑る。
前回の玉原高原で発見した方法だ。
これが最高に楽しい。

「ゲレンデ」での滑りを楽しんだら、今度は隣のノートラック斜面を滑る。
こちらははじめからターンしてみる。
新雪をゆったりと滑り降りて、これも気持ちいい。

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この積雪状態なら、稜線に上がって湿原への急斜面を滑るのも相当面白いだろうと思ったが、今日はこの兎平前の斜面を滑りまくろうと決めて、ガンガン登り、滑る。

登りのトレース(通称「スカイライン」)。数え切れないくらい登った。
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使用前。
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使用後。
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十分楽しんだら、移動。
右手の藪を突っ切り、その先のオープンバーンを登って1本。

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そのオープンバーンを登り切って藪を抜けたところは雲上の丘の下の窪地だった。
もういい時間になっていたので、帰ることにし、締めくくりとして、雲上の丘北面の混んだ樹林帯の急斜面を滑る。
この樹林の中は雪も深く、兎平前の斜面とは違った楽しみがある。

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下りきると、登ってきた林道に合流する。
後は林道のトレース上をパスガングもどきで滑り降り、スキー場に戻る。
ゲレンデ滑りになると、またブーツの不安定さが際立つ。
上の新雪を滑っている間は不思議と気にならなかったのだが。

ゲレンデでは、圧雪されていない端っこの吹きだまりを滑り、車に戻ってツアー終了。

今回は、深すぎない新雪で、最高のBCクロカンツアーになった。
終始シールなしで行動でき、歩き回ると様々な滑走ラインが取れる池の平湿原は、本当にBCクロカン向きだとあらためて思う。
問題は雪の量と雪質で、暖かくなると重雪やクラストのことが多くなってくるし、雪消えも早い。
厳冬期の今くらいがここのベストシーズンなのだろう。



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