★★2012.02.28 BCXC/玉原高原
絶好のコンディションの玉原高原。いうことなしです。
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2012年2月28日 玉原高原
天候:晴
装備:(板)アウタバウンズクラウン(靴)Xadv7
<タイム>
12:05 スキー場ベース
13:30 最高地点(1420m)
14:00 北面尾根下(1330m)
14:45 夏道尾根上
15:10~16:00 スキー場脇の林間(周辺滑降)
16:05 スキー場ベース
26日に四阿山に行ったばかりだが、28日は移動性高気圧に覆われて全国的に晴れの予報。
しかし気温は低く、前日までは冬型で雪。
これは「THE DAY」になる、と確信。
この後、去年鎖骨を骨折したときに入れたプレートを抜く手術を受けるため、しばしスキーはお休みとなり、復帰するのはおそらく3月下旬。
まだ厳冬期には行ったことのない玉原高原に、パウダーシーズンのうちに行っておきたいという思いで、仕事をやりくりして時間を作った。
いつものように、キッズゲレンデの下からオフピステに入っていく。
平日ということもあって、林の中はノートラック。
天気は快晴、しかももう昼なのだが、樹林帯の雪はまだ軽さを保っている。
思った通りの好コンディションだ。
ゲレンデ脇の林間は、上の方に比べるとやや藪がうるさいと感じていたのだが、今回は藪が埋まって、このあたりも実に楽しそうな状態になっている。
今年は雪が多いせいなのか、この時期はいつもこのくらいなのか。
早速滑ろうかとも思ったが、今回はいつも滑る鹿俣山~ブナ平の主稜線のさらに向こう側(北側)まで行ってみたかったので、先を急ぐ。
ブナ平に上がる支尾根の下の沢は、流れが出ているところもあって多少渡る場所を選ばなければいけないが、スノーブリッジが随所にかかっており、それほど困ることはない。
沢を渡って、支尾根下部の日当たりの良い南側斜面は、さすがに雪が重くなっていた。
ブナ林の雰囲気を楽しみながら、支尾根を登っていく。
登るにつれて、また雪は軽くなっていくが、さすがにこの天気で13時にもなると、極上とはいかない。
朝イチだったらさぞかし素晴らしかっただろうに。
支尾根も広い尾根なのだが、主稜線に上がるとさらに広くなって、雪原の様相になる。
現在地の確認は容易でなく、GPSを確認しつつ、目指す北側斜面を探る。
私がこのエリアのことを初めて知った橋谷晃著「ネイチャースキーへ行こう」には、主稜線の北側には行ってはいけないと書いてある。
そのまま降りていくと危険なため初級者には勧められないということだろうが、地形図で見れば、滑れるところまで滑って登り返す分には問題なさそうだ。
また、山岳雑誌で北側を滑った記録を読んだことがあるし、これまで私が来たときにもシュプールを見かけたことがあった。
主稜線からは北側にもいくつか支尾根が落ちている。
まずは、鹿俣山から数えて2番目の尾根と3番目の尾根の間の沢を覗いてみるが、思ったよりも急で深い沢がうねるように落ちており、すぐに藪も濃くなるようで、滑れそうにない。
しかも、北側を目指したのはパウダーに期待してのことだったのだが、風の影響で逆に雪が堅くなっていた。
そこで次に、地形図を見て広く快適そうと思って注目していた、3番目の尾根に行ってみる。
すると、思った通り滑りやすそうな斜面だ。
上部はやはり風でやや締まっているが、まあまあの雪質の新雪滑降。
良いラインを見つけてルンルン気分で滑るが、登り返しもあるしこの辺でやめておこうか、と止まったところの雪質が、期待していた北面パウダー。
ここから下はこのパウダーが続いている。
思わずそこからもう一本滑り、登り返して2本目は、木枝にカメラを固定してビデオ撮影も。
お楽しみの後は、主稜線への登り返し。
下りすぎたか、とややブルーになったが、右側の沢の源頭部をトラバースするように登ったら、緩めの斜登高で思ったより楽に主稜線に復帰できた。
そして、登りながら右側に見える沢にもおいしそうな斜面が広がっており、朝から丸一日の日程で来れば、このあたりで相当遊べそうだと思った。
主稜線からブナ平の方に向かっては、スノーシューのトレースがあった。
それに乗ってスキーを滑らせたり、外れて新雪を楽しんだりと遊びながら、ブナ平へ。
さらに大きなブナの並ぶ林を歩いて、夏道のある尾根から下へ降りる。
この夏道尾根は真南向きのため雪が重くなっている。
斜度も結構ある上に、凹凸がかなりあり、ある程度技術がないと滑りは楽しめないかもしれない。
この夏道尾根を下ったところからスキー場に戻るには、沢を越えなければ行けない。
下まで降りれば難なく通過できるのだが、高度を落とさないようにショートカット。
スノーブリッジを見つけて2つ沢を渡り、スキー場方面へ向かう。
そうして先を急いだのは、最後にゲレンデ脇の林間を楽しみたかったため。
途中から行きのトレースに乗って戻り、スキー場の建物が見えるところまで帰って来たところで、トレース下の斜面を滑る。
ここは、ゲレンデレベルより上は斜度が緩やか過ぎるのだが、ゲレンデレベルから下の車道に向かう斜面がなかなか良いのだ。
雪質も、木が比較的混んでいるせいか、標高が低いにもかかわらず良い状態を保っている。
ここの滑りがすこぶる楽しく、帰り際に少し、と思っていたところが、ビデオ撮影などもしながら小1時間も遊び回ってしまった。
それでもまだノートラックのラインがいくらでも残っていたが、16時を区切りに終了。
わずかな歩きでゲレンデに戻った。
いつ来ても外れがなく、新たな魅力を発見できる玉原高原。
まだまだ研究を続けなければ。
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2012年2月28日 玉原高原
天候:晴
装備:(板)アウタバウンズクラウン(靴)Xadv7
<タイム>
12:05 スキー場ベース
13:30 最高地点(1420m)
14:00 北面尾根下(1330m)
14:45 夏道尾根上
15:10~16:00 スキー場脇の林間(周辺滑降)
16:05 スキー場ベース
26日に四阿山に行ったばかりだが、28日は移動性高気圧に覆われて全国的に晴れの予報。
しかし気温は低く、前日までは冬型で雪。
これは「THE DAY」になる、と確信。
この後、去年鎖骨を骨折したときに入れたプレートを抜く手術を受けるため、しばしスキーはお休みとなり、復帰するのはおそらく3月下旬。
まだ厳冬期には行ったことのない玉原高原に、パウダーシーズンのうちに行っておきたいという思いで、仕事をやりくりして時間を作った。
いつものように、キッズゲレンデの下からオフピステに入っていく。
平日ということもあって、林の中はノートラック。
天気は快晴、しかももう昼なのだが、樹林帯の雪はまだ軽さを保っている。
思った通りの好コンディションだ。
ゲレンデ脇の林間は、上の方に比べるとやや藪がうるさいと感じていたのだが、今回は藪が埋まって、このあたりも実に楽しそうな状態になっている。
今年は雪が多いせいなのか、この時期はいつもこのくらいなのか。
早速滑ろうかとも思ったが、今回はいつも滑る鹿俣山~ブナ平の主稜線のさらに向こう側(北側)まで行ってみたかったので、先を急ぐ。
ブナ平に上がる支尾根の下の沢は、流れが出ているところもあって多少渡る場所を選ばなければいけないが、スノーブリッジが随所にかかっており、それほど困ることはない。
沢を渡って、支尾根下部の日当たりの良い南側斜面は、さすがに雪が重くなっていた。
ブナ林の雰囲気を楽しみながら、支尾根を登っていく。
登るにつれて、また雪は軽くなっていくが、さすがにこの天気で13時にもなると、極上とはいかない。
朝イチだったらさぞかし素晴らしかっただろうに。
支尾根も広い尾根なのだが、主稜線に上がるとさらに広くなって、雪原の様相になる。
現在地の確認は容易でなく、GPSを確認しつつ、目指す北側斜面を探る。
私がこのエリアのことを初めて知った橋谷晃著「ネイチャースキーへ行こう」には、主稜線の北側には行ってはいけないと書いてある。
そのまま降りていくと危険なため初級者には勧められないということだろうが、地形図で見れば、滑れるところまで滑って登り返す分には問題なさそうだ。
また、山岳雑誌で北側を滑った記録を読んだことがあるし、これまで私が来たときにもシュプールを見かけたことがあった。
主稜線からは北側にもいくつか支尾根が落ちている。
まずは、鹿俣山から数えて2番目の尾根と3番目の尾根の間の沢を覗いてみるが、思ったよりも急で深い沢がうねるように落ちており、すぐに藪も濃くなるようで、滑れそうにない。
しかも、北側を目指したのはパウダーに期待してのことだったのだが、風の影響で逆に雪が堅くなっていた。
そこで次に、地形図を見て広く快適そうと思って注目していた、3番目の尾根に行ってみる。
すると、思った通り滑りやすそうな斜面だ。
上部はやはり風でやや締まっているが、まあまあの雪質の新雪滑降。
良いラインを見つけてルンルン気分で滑るが、登り返しもあるしこの辺でやめておこうか、と止まったところの雪質が、期待していた北面パウダー。
ここから下はこのパウダーが続いている。
思わずそこからもう一本滑り、登り返して2本目は、木枝にカメラを固定してビデオ撮影も。
お楽しみの後は、主稜線への登り返し。
下りすぎたか、とややブルーになったが、右側の沢の源頭部をトラバースするように登ったら、緩めの斜登高で思ったより楽に主稜線に復帰できた。
そして、登りながら右側に見える沢にもおいしそうな斜面が広がっており、朝から丸一日の日程で来れば、このあたりで相当遊べそうだと思った。
主稜線からブナ平の方に向かっては、スノーシューのトレースがあった。
それに乗ってスキーを滑らせたり、外れて新雪を楽しんだりと遊びながら、ブナ平へ。
さらに大きなブナの並ぶ林を歩いて、夏道のある尾根から下へ降りる。
この夏道尾根は真南向きのため雪が重くなっている。
斜度も結構ある上に、凹凸がかなりあり、ある程度技術がないと滑りは楽しめないかもしれない。
この夏道尾根を下ったところからスキー場に戻るには、沢を越えなければ行けない。
下まで降りれば難なく通過できるのだが、高度を落とさないようにショートカット。
スノーブリッジを見つけて2つ沢を渡り、スキー場方面へ向かう。
そうして先を急いだのは、最後にゲレンデ脇の林間を楽しみたかったため。
途中から行きのトレースに乗って戻り、スキー場の建物が見えるところまで帰って来たところで、トレース下の斜面を滑る。
ここは、ゲレンデレベルより上は斜度が緩やか過ぎるのだが、ゲレンデレベルから下の車道に向かう斜面がなかなか良いのだ。
雪質も、木が比較的混んでいるせいか、標高が低いにもかかわらず良い状態を保っている。
ここの滑りがすこぶる楽しく、帰り際に少し、と思っていたところが、ビデオ撮影などもしながら小1時間も遊び回ってしまった。
それでもまだノートラックのラインがいくらでも残っていたが、16時を区切りに終了。
わずかな歩きでゲレンデに戻った。
いつ来ても外れがなく、新たな魅力を発見できる玉原高原。
まだまだ研究を続けなければ。
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