★2012.03.31 BCXC/旧乳頭スキー場、細革/たざわ湖スキー場
遅ればせながら、息子との春休みスキー行2日目の様子です。
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2012年3月31日
<午前>旧乳頭スキー場
天候:雨
装備:Seki (板)BC70(靴)Xadv4
装備:Seki Jr.(板)アウタバウンズクラウン、noboard(靴)Xadv7
前日の天気予報では、平地は雨、八幡平は雪。たざわ湖スキー場は、朝夕が雪で日中は雨マーク。
なんとか雪になってくれないか、との願いは通じず、目覚めれば本降りの雨。
これでは一日中バックカントリーで行動するのは辛いので、午前中は旧乳頭スキー場でBCクロカンを楽しみ、午後はたざわ湖スキー場に移動することを計画する。
昨日の車中、今日の行き先を石木田さんに相談したときに、盛んにnoboardを勧められた。
お言葉に甘えてお借りしたnoboardもレンタカーに積み込んで、旧乳頭スキー場に向かう。
たざわ湖スキー場のレベルでは雨でも乳頭まで上がると雪のこともある、という話だったが、旧乳頭スキー場も思いっきり雨。
これだけしっかり雨が降り続いたゲレンデには、当然のことながら、縦溝が。
雪は、相当な深さの深雪層の表面部分が、雨でみしっと締められた感じ。
ツボ足で表面の湿った層を踏み抜くと、ひざくらいまで沈む。
その表面の湿った層は、超重雪。
クラストのように全く曲がれないということはないが、ものすごい抵抗を受けながら、ぐぐぐぐっと、まるでブルドーザーにでもなったような気分で雪をかき分けながらのターンになる。
強いターンの訓練になり、悪条件にチャレンジする楽しみはあるが、とても快適とは言い難い。
息子はひたすら直滑降。
悪戦苦闘しながらそれなりに楽しそうではあるが、さすがにこれだけでは間が持たない。
ということで、noboardを登場させる。
noboardは、一言で言えばビンディングの付いていないスノーボード。
板の中央に滑り止めのゴム板が貼られているが、ブーツを固定するものはない。
雪の上でするサーフィン/スケボーといった感じ。
一発目、緩やかな下部で滑ってみると、意外にも下まで転ばずに降りられた。
思ったより簡単じゃん、とナメていると、2本目以降はろくに滑れず転倒の連続。
それでも、重いとはいえ柔らかい雪なので、転ぶのもまた楽しい。
上手く乗れたときの浮遊感は独特で(スノボーやっている人には当たり前なのかな?)、パウダーだったら相当面白いだろうと思う。
私がnoboardを始めると、息子がすぐ食い付いてきて、ボードを奪い取られる。
やはり始めはほとんどまともに滑れないので、すぐに嫌になるかと思いきや、飽くことなく登っては滑り、を繰り返している。
そして、滑れもしないのにどんどん高度を上げる(笑)。
私ももうちょっとnoboardで遊びたかったが、息子が夢中になっているので、その間に私はジャンプ台作りに精を出す。
非常に固めやすい雪質なので、ジャンプ台作りには好適。
試技を繰り返して様子を見ながら、角度や大きさを調節。
私が飛んでいるのを見て、息子が今度はこちらにやってくる。
息子がジャンプで遊んでいる間に、私はロングを1本滑っておこうと、ゲレンデの上部まで登って、上から右手の斜度の強い部分をノンストップで滑り降りる。
さて、そろそろいったん上がろうか、と声をかけようと目を向けると、息子はまたnoboardを抱えて斜面を登っている(笑)。
どうやらコツをつかんだらしく、時折、結構長い距離を転ばずに滑るようになっている。
旧乳頭スキー場で約2時間ほど遊び終えた後、息子が一言。
「いや~、noboard楽しいわ~。」
お前はおやじか!とツッコミたくなるような実感のこもった口ぶりで、よほどnoboardが気に入った様子だった。
<午後>たざわ湖スキー場
天候:雨/雪
装備:Seki (板)ポーラスター(靴)エクストリーム・プラス
装備:Seki Jr. レンタルアルペンセット
午後は、たざわ湖スキー場へ。
整地されたゲレンデをBCクロカンで滑るのは好きではないので、いったん宿に戻ってテレマークブーツに履き替える。
前回息子は浅いビンソンで苦労していたので、今回は2バックルのエクストリーム・プラスを履かせる。
これならアルペンターンで滑れるだろう。
たざわ湖スキー場では、1000円のフリーランチ券付きの「復興チャリティー3時間券」3200円を購入。
あれ、小学生の設定はないの、と思ったら、小学生は1日券が1000円なので、とのこと。安っ!
出撃前にレストハウスで昼食。
と、今日は大会があるようで、レーシングスタイルの子どもたちがゲレンデをかっ飛ばして降りてくる。
それを見ていた息子は、自分もアルペンでガンガン滑りたい、という気分になったらしい。
レストハウス内のレンタルコーナーを見ると、3時間で1200円。これまた安い。
しかもがらがらで、時間もかかりそうにない。
レンタルのアルペンで滑るか、と水を向けると、そうする、と息子。
そうなると、息子のエクストリーム・プラスが空くことになるので、私がビンソンからそちらに履き替えて、久しぶりの感触を楽しむことにする。
革のテレマークブーツを履いた小学生がレンタルにやってきて、アルペンブーツに履き替えている隣で、子どもが脱いだブーツに親父が履き替えている。
レンタルコーナーのおじさん達は、変な親子だと思ったことだろう。
スキー場は、クワッドリフトを降りてすぐのところだけ雪、そこから下は雨。
リフトがフード付きなのは助かる。
ガスが濃く、やや慎重に滑らなければならないが、雨で締まった雪はなかなか滑りやすい。
久しぶりのテレマーク。BCクロカンも良いが、テレマークのこのスピード感もいいものだ。
クワッドを何本か滑った後、黒森山ゲレンデへ移動。
上部はガスが濃いが、やや斜度が緩む下半分で視界が開けた。
しかも、下は平らなので、思いっきりスピードを上げて突っ込む。最高。
ポーラスターはステップ付きの細板だが、結構キレが良くてこういう滑りまで楽しめるのが良い。
あまりに気持ちが良かったので、次の1本で息子にビデオ撮影を頼むが、入れ込みすぎて途中でミスってしまった。残念。
3時間券の制限時間を迎えたところで、最後のクワッドリフト1本分をノンストップランで締めくくる。
天気は最悪だったが(笑)、BCクロカン、noboard、テレマーク、とそれぞれ楽しめた、充実した1日だった。
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2012年3月31日
<午前>旧乳頭スキー場
天候:雨
装備:Seki (板)BC70(靴)Xadv4
装備:Seki Jr.(板)アウタバウンズクラウン、noboard(靴)Xadv7
前日の天気予報では、平地は雨、八幡平は雪。たざわ湖スキー場は、朝夕が雪で日中は雨マーク。
なんとか雪になってくれないか、との願いは通じず、目覚めれば本降りの雨。
これでは一日中バックカントリーで行動するのは辛いので、午前中は旧乳頭スキー場でBCクロカンを楽しみ、午後はたざわ湖スキー場に移動することを計画する。
昨日の車中、今日の行き先を石木田さんに相談したときに、盛んにnoboardを勧められた。
お言葉に甘えてお借りしたnoboardもレンタカーに積み込んで、旧乳頭スキー場に向かう。
たざわ湖スキー場のレベルでは雨でも乳頭まで上がると雪のこともある、という話だったが、旧乳頭スキー場も思いっきり雨。
これだけしっかり雨が降り続いたゲレンデには、当然のことながら、縦溝が。
雪は、相当な深さの深雪層の表面部分が、雨でみしっと締められた感じ。
ツボ足で表面の湿った層を踏み抜くと、ひざくらいまで沈む。
その表面の湿った層は、超重雪。
クラストのように全く曲がれないということはないが、ものすごい抵抗を受けながら、ぐぐぐぐっと、まるでブルドーザーにでもなったような気分で雪をかき分けながらのターンになる。
強いターンの訓練になり、悪条件にチャレンジする楽しみはあるが、とても快適とは言い難い。
息子はひたすら直滑降。
悪戦苦闘しながらそれなりに楽しそうではあるが、さすがにこれだけでは間が持たない。
ということで、noboardを登場させる。
noboardは、一言で言えばビンディングの付いていないスノーボード。
板の中央に滑り止めのゴム板が貼られているが、ブーツを固定するものはない。
雪の上でするサーフィン/スケボーといった感じ。
一発目、緩やかな下部で滑ってみると、意外にも下まで転ばずに降りられた。
思ったより簡単じゃん、とナメていると、2本目以降はろくに滑れず転倒の連続。
それでも、重いとはいえ柔らかい雪なので、転ぶのもまた楽しい。
上手く乗れたときの浮遊感は独特で(スノボーやっている人には当たり前なのかな?)、パウダーだったら相当面白いだろうと思う。
私がnoboardを始めると、息子がすぐ食い付いてきて、ボードを奪い取られる。
やはり始めはほとんどまともに滑れないので、すぐに嫌になるかと思いきや、飽くことなく登っては滑り、を繰り返している。
そして、滑れもしないのにどんどん高度を上げる(笑)。
私ももうちょっとnoboardで遊びたかったが、息子が夢中になっているので、その間に私はジャンプ台作りに精を出す。
非常に固めやすい雪質なので、ジャンプ台作りには好適。
試技を繰り返して様子を見ながら、角度や大きさを調節。
私が飛んでいるのを見て、息子が今度はこちらにやってくる。
息子がジャンプで遊んでいる間に、私はロングを1本滑っておこうと、ゲレンデの上部まで登って、上から右手の斜度の強い部分をノンストップで滑り降りる。
さて、そろそろいったん上がろうか、と声をかけようと目を向けると、息子はまたnoboardを抱えて斜面を登っている(笑)。
どうやらコツをつかんだらしく、時折、結構長い距離を転ばずに滑るようになっている。
旧乳頭スキー場で約2時間ほど遊び終えた後、息子が一言。
「いや~、noboard楽しいわ~。」
お前はおやじか!とツッコミたくなるような実感のこもった口ぶりで、よほどnoboardが気に入った様子だった。
乳頭noboard
<午後>たざわ湖スキー場
天候:雨/雪
装備:Seki (板)ポーラスター(靴)エクストリーム・プラス
装備:Seki Jr. レンタルアルペンセット
午後は、たざわ湖スキー場へ。
整地されたゲレンデをBCクロカンで滑るのは好きではないので、いったん宿に戻ってテレマークブーツに履き替える。
前回息子は浅いビンソンで苦労していたので、今回は2バックルのエクストリーム・プラスを履かせる。
これならアルペンターンで滑れるだろう。
たざわ湖スキー場では、1000円のフリーランチ券付きの「復興チャリティー3時間券」3200円を購入。
あれ、小学生の設定はないの、と思ったら、小学生は1日券が1000円なので、とのこと。安っ!
出撃前にレストハウスで昼食。
と、今日は大会があるようで、レーシングスタイルの子どもたちがゲレンデをかっ飛ばして降りてくる。
それを見ていた息子は、自分もアルペンでガンガン滑りたい、という気分になったらしい。
レストハウス内のレンタルコーナーを見ると、3時間で1200円。これまた安い。
しかもがらがらで、時間もかかりそうにない。
レンタルのアルペンで滑るか、と水を向けると、そうする、と息子。
そうなると、息子のエクストリーム・プラスが空くことになるので、私がビンソンからそちらに履き替えて、久しぶりの感触を楽しむことにする。
革のテレマークブーツを履いた小学生がレンタルにやってきて、アルペンブーツに履き替えている隣で、子どもが脱いだブーツに親父が履き替えている。
レンタルコーナーのおじさん達は、変な親子だと思ったことだろう。
スキー場は、クワッドリフトを降りてすぐのところだけ雪、そこから下は雨。
リフトがフード付きなのは助かる。
ガスが濃く、やや慎重に滑らなければならないが、雨で締まった雪はなかなか滑りやすい。
久しぶりのテレマーク。BCクロカンも良いが、テレマークのこのスピード感もいいものだ。
クワッドを何本か滑った後、黒森山ゲレンデへ移動。
上部はガスが濃いが、やや斜度が緩む下半分で視界が開けた。
しかも、下は平らなので、思いっきりスピードを上げて突っ込む。最高。
ポーラスターはステップ付きの細板だが、結構キレが良くてこういう滑りまで楽しめるのが良い。
あまりに気持ちが良かったので、次の1本で息子にビデオ撮影を頼むが、入れ込みすぎて途中でミスってしまった。残念。
黒森山ゲレンデ細革
3時間券の制限時間を迎えたところで、最後のクワッドリフト1本分をノンストップランで締めくくる。
天気は最悪だったが(笑)、BCクロカン、noboard、テレマーク、とそれぞれ楽しめた、充実した1日だった。
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