KNEISSL Tour Lite 59

またやっちまいましたぁ!
物欲に屈し、4本目のBCクロカン板を購入。

KNEISSL Tour Lite 59

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モデル名からトップ59mmなのだろうと思っていたのですが、それほど細く見えないので実測してみたら、63mmありました。
ウエストは54mm、テールが59mm。
ですので、65-55-60のカルフ・サルスティスよりわずかに細いということになります。
長さは、もう少し短い方が良かったのですが、180cmの在庫がないということで、190cm。

ステップ付きで、サルスティスとは異なりフルエッジというのが、今回の購入のポイント(=口実)。
ステップの形状は、初めて見る6角形タイプ。

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いまこんな板が買えるのは、当然、タマキスポーツ。
板の税抜き価格が28,000円でした。
現在、タマキスポーツでは Ski 10% Off セールを実施中ですが(4/30まで)、「Waist:80mm以下をのぞく」ということで、残念ながらこの板はセール対象外。
ウエストどころか、トップでも80mmよりはるかに細い(笑)。

SNSビンディングのプレートがはみ出しちゃってます(笑)
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以前から、BCクロカンで本格的なロングツアーをすることを考えた場合、堅雪に極端に弱いアウタバウンズクラウンでは不安だし、サルスティスの3/4エッジというのも若干頼りない、ということで、細めでフルエッジの板を探していました。
実は、そういう目的で買ったのがBC70でしたが、エッジの効き具合はどちらかというとアウタバウンズクラウンに近く、思っていたのとだいぶ違いました。

だからといって、すぐに次の板、という訳にもいかず、細めのフルエッジ板という課題は残ったままになっていたのですが、昨年8月の鳥海山心字雪渓で石木田さんからお借りした59mmフルエッジのメレルの板が具合が良く、またまた気分が盛り上がってしまっていたのです。
で、タマキスポーツの細板の束の中からこの板を見つけて、購入に至ったというわけです。

BCクロカン板としては、これまでに比べてかなり長くなりますが、重荷を背負ってのロングツアーを考えると、ある程度長さがあった方が良いかとも思います。

なお、今回、このブログをご覧いただいたタマキさんから、一応 Ski はディスカウントしてあるので強調しておいて欲しいと言われましたので、書いておきます(笑)。

Made in Austria
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この記事へのコメント

諾威式滑雪愛好会・雪くじら
2012年04月16日 18:13
Sekiさん
BCクロカンでの本格的なロングツアーに向けて着々と準備されているようですね。

私は4月14日ロングツアーの代表格のひとつ白馬―紙すき山牧場ルートをBCクロカンで走破することができました。

当日麓では雨でしたが栂池自然園では雪となっていました。ガスもかかっていましたが、私が所属する京都クロスカントリー・スキークラブ5名で意を決して天狗原へ、フスブリ山―風吹大池―えびら岳―蒲原山―紙すき山牧場―来馬温泉の20キロ近いルートを8時間かけて何とか完走しました。

5名中BCクロカンは私一人でFicsher OuttaBousとSvartisenの組み合わせでした。他はテレマークでしたがいずれもステップソール。革靴1人、エクスカーション1人、T3が2人でした。

このルートはステップソールにおあつらえ向きです。

念願だったBCクロカンでの白馬―紙すき山牧場ルートをやり遂げて充実感でいっぱいですが、終わったときは脚はパンパン、身体はヨレヨレでした。

過去2回同じコースを革靴とT3でやっていますが、BCクロカンのブーツでは身体を預けることができないので疲労感は比較になりませんでした。天候が良くないうえ、雪も湿って重く深かったというせいもあったと思いますが・・・

クラブの掲示板にGPSデータを載せましたので参考になるようでしたら覗いてください。

http://8203.teacup.com/kurokan/bbs?
Seki
2012年04月17日 08:50
雪くじらさん、こんにちは。
紙すき山牧場ルート、いいですね!
私も一度行ってみたいと思っているルートです。
BCクロカンだとテレマークより疲れる、というのはあまり考えたことがありませんでした。
むしろ、起伏の少ないルートであればテレマークよりスピーディーに走破できるのではないか、というイメージで、何となく体力的にも負担が軽そうな気になっていました。
でも、滑りのことを考えると、疲れる、というのもなるほどという感じがします。

私の方は、具体的な計画もないのに道具だけ準備が進んでいる状態です(笑)。
雪くじら
2012年04月17日 21:04
BCクロカン、歩きと登りはすごく楽でした。栂池自然園から天狗原までの登りはまるでソフト登山靴だけで登っているような軽快さでした。
 しかし、トラバースや林道の下りなど緩やかな下りの斜面では意外と脚への負担が大きいのです。雪の抵抗が急に大きくなるとヒールフリーの場合前につんのめることとなり、さらに顔面制動という結末となることがあります。それを防ぐためにもテレマーク姿勢が有効なわけですよね。
 クロカンビンディングはテレマークの3ピンビンディングに比べても前につんのめる時の押さえが利きにくいことは理解いただけると思います。歩き安さの利点は、逆にこういう場面で不利になっています。
 私はテレマークを使っている時は、長いトラバースの場面ではアルペン姿勢で楽をすることが多いです。しかし、BCクロカンではいざという時に備えてテレマーク姿勢でトラバースすることになり、気を抜くことができませんでした。
 長い林道の下りではステップソールは滑りにくいため脚への負担がきます。それでもテレマークのプラブーツではブーツに脚を預けて楽をすることも可能です。BCクロカンでは常に脚の緊張を強いられました。おまけにアルペンターンで軽くいなしていたカーブ場面でもテレマーク姿勢を強いられてしました。
 加えて30度前後の急斜面ではテレマークに比べて転倒回数も多くなります。私のテレマーク技術は同行の4人に比べて劣ることはないと思うのですが、BCクロカンではそれに見合った技術が追いつかないせいか転倒回数は他の人より多くなってしまいました。
 全行程約20キロ8時間余りの長丁場ですからそのようなことが積もり積もってツアーが終わったときは疲れきっていました。同行の私より若い4人もだいぶ疲れているようでした。

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