★2013.01.21 BCXC/赤面山
3週間前の記録をようやくアップ。
まだ未アップ分が2つたまってます…。
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2013年1月21日 赤面山
天候:晴
装備:(板)アウタバウンズクラウン(靴)Xadv6
<コースタイム>
12:20 旧白河高原スキー場ベース
13:20 スキー場トップ
(北側ブナ林滑降)
14:45 スキー場トップ
15:47 スキー場ベース
土日が両方とも仕事でつぶれてしまったので、月曜に代休を取ることにした。
上手いことに、一時的に冬型が緩み、好天予報。
ただ代休といっても早朝出発ができないので、例によって午後半日で楽しめる場所をリストアップ。
今回は、初めての前武尊・十二沢を目指して出発する。
ところが、関越道が所沢から大泉まで渋滞しているとの情報。
関越道の3車線部分は渋滞と言っても結構流れていることがあるので、どうしようか迷いながら車を走らせるが、そのうち交通情報でかなりひどい渋滞であることが分かり、東北道へ転進。
東北道方面で事前準備無しで行けるところとなると、昨年経験している赤面山しかない。
時期がやや早いので積雪量に不安がないわけではないが、首都圏で大雪になった成人の日には那須でも相当降っただろうから、何とかなるだろう。
平日なのに意外と賑わっている(ように見えた)マウントジーンズスキー場を通り過ぎ、12時ころ到着した入山口の旧白河高原スキー場跡は、大雪だった昨年とは様相がかなり違っていた。
ゲレンデ跡にはカラマツの幼木やらブッシュやらススキやらが盛大に顔を出し、ところによっては地面が露出している。
それでも、道路からスキー場跡の林の中に踏み込むと結構潜り、試しにスキーを突き刺してみたら1m以上埋まったので、降雪はそれなりにあるのだろう。
昨年登った一番道路寄りのコース跡も、雪の量は昨年よりはるかに少ないが、一応古いトレースが残っており、どうやらすでに滑っている人がいるらしい、とちょっと安心する。
シールをつけて登り始める。
今日も昨年同様、いつも風が強いというこのエリアでは異例の無風状態。
わずかな登りで汗が噴き出し、ソフトシェルを脱ぐ。
クワッドリフト降り場を通り過ぎ、上部の急斜面ゲレンデに出ると、スノーシューで登っている先行者がいた。
昨年深雪を楽しんだ急斜面ゲレンデは、やはり雪は昨年より少ないものの、ブッシュ等の露出は少なく、まだ「スキーコースらしさ」を保っている。
しかし、一部風で雪が飛ばされて石が出ていたり、アイスバーンになっている部分もある。
状態を観察しながら登り切ると、先行のスノーボーダーが滑降の準備をしていた。
さらに進んで、リフト終点、スキー場のトップに出る。
「赤面山登山口」の看板の埋まり具合から、昨年との積雪量の違いがよく分かる。
赤面山のピークには昨年登っているし、上部はアイスバーンの心配もあるので、今日はゲレンデレベルで遊ぶことにする。
スキー場トップから、昨年滑らなかった北側のコースの様子を覗いてみると、ゲレンデの雪つきは悪くてあまり食指が伸びないが(それでもシュプールはあった)、ゲレンデ脇のブナ林が良さそうに見えるので、行ってみる。
混んだ林間を抜けて目的の林の上に出ると、思った通りの明るいブナ林。
理想よりはちょっと樹が混んでいる感じか。
でもラインはそこかしこに取れる。
上部は結構斜度があり、雪質が良ければウハウハとなりそうだが、滑ってみると、今日の雪は曲がりにくい反面スピードが出て、難しい。
締まり気味の新雪は滑り始めそれほど潜らないのだが、ある一定の圧を越えるとそこからズボッともう一段潜る。
ターン後半に前足がズボッと潜って足を取られ前転、というパターンを繰り返す。
かといって、後ろに残すことを意識しすぎるとスキーが走って尻もちになってしまう。
うーん難しい。
何度も登り返して悪戦苦闘。
そのうちふと思いついて、下部の緩斜面を浅回りでさらさらっと滑ってみると、これがいい感じで、もう1本。
だいぶ長いことこのブナ林で遊んでしまった。
ゲレンデトップに戻り、今度はリフト線下に入ってみる。
見た目はすごくいいのだが、日当たりが良いためかなりのクラスト。
こりゃいかん、ということで両脇の林に逃げる。
林の中から、最後は登りに使った急斜面ゲレンデの途中に出る。
滑ってみると、重いのは重いが、ゲレンデ下部は意外と深い新雪。
上部まで登り返してもう一本。
そろそろ切り上げて車に戻ろう。
昨年、脳内快感物質を噴出させながら滑ったクワッドリフト沿いのコースに行ってみる。
しかし、やはりかなりブッシュが出ている。
雪が少ないというのもあるだろうが、草木の成長もかなり進んでいるのではないだろうか。
それでも何とかコース中程までは滑っていったが、そこから下の藪はさらに濃い。
間の谷が深くなりすぎないうちに、登りのコースに乗り換える。
すると、ススキはかなり出ているものの、突っ切っても滑りにはあまり影響はなく、意外とスキーがよく滑って思いの外楽しい。
緩斜面の浅い新雪をスルスルと滑って、ゲレンデベースに戻り、ツアー終了。
今回の前半に遊んだブナ林は、ゲレンデのオープンバーンがウインドパックされたりアイスバーンになったりしたときでも、柔らかい雪が期待できるのではないだろうか。
昨年あれだけ楽しい思いをしながらも、あんな好コンディションにはそうそう巡り会わないだろうと、私の中のランクはあまり高くなかった赤面山だが、今回アクシデントのために期せずして2度目の訪問をして、思わぬ収穫が得られた。
ゲレンデが急速に自然に還っているのは気になるが、赤面山の魅力が増したツアーだった。
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まだ未アップ分が2つたまってます…。
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2013年1月21日 赤面山
天候:晴
装備:(板)アウタバウンズクラウン(靴)Xadv6
<コースタイム>
12:20 旧白河高原スキー場ベース
13:20 スキー場トップ
(北側ブナ林滑降)
14:45 スキー場トップ
15:47 スキー場ベース
土日が両方とも仕事でつぶれてしまったので、月曜に代休を取ることにした。
上手いことに、一時的に冬型が緩み、好天予報。
ただ代休といっても早朝出発ができないので、例によって午後半日で楽しめる場所をリストアップ。
今回は、初めての前武尊・十二沢を目指して出発する。
ところが、関越道が所沢から大泉まで渋滞しているとの情報。
関越道の3車線部分は渋滞と言っても結構流れていることがあるので、どうしようか迷いながら車を走らせるが、そのうち交通情報でかなりひどい渋滞であることが分かり、東北道へ転進。
東北道方面で事前準備無しで行けるところとなると、昨年経験している赤面山しかない。
時期がやや早いので積雪量に不安がないわけではないが、首都圏で大雪になった成人の日には那須でも相当降っただろうから、何とかなるだろう。
平日なのに意外と賑わっている(ように見えた)マウントジーンズスキー場を通り過ぎ、12時ころ到着した入山口の旧白河高原スキー場跡は、大雪だった昨年とは様相がかなり違っていた。
ゲレンデ跡にはカラマツの幼木やらブッシュやらススキやらが盛大に顔を出し、ところによっては地面が露出している。
それでも、道路からスキー場跡の林の中に踏み込むと結構潜り、試しにスキーを突き刺してみたら1m以上埋まったので、降雪はそれなりにあるのだろう。
昨年登った一番道路寄りのコース跡も、雪の量は昨年よりはるかに少ないが、一応古いトレースが残っており、どうやらすでに滑っている人がいるらしい、とちょっと安心する。
シールをつけて登り始める。
今日も昨年同様、いつも風が強いというこのエリアでは異例の無風状態。
わずかな登りで汗が噴き出し、ソフトシェルを脱ぐ。
クワッドリフト降り場を通り過ぎ、上部の急斜面ゲレンデに出ると、スノーシューで登っている先行者がいた。
昨年深雪を楽しんだ急斜面ゲレンデは、やはり雪は昨年より少ないものの、ブッシュ等の露出は少なく、まだ「スキーコースらしさ」を保っている。
しかし、一部風で雪が飛ばされて石が出ていたり、アイスバーンになっている部分もある。
状態を観察しながら登り切ると、先行のスノーボーダーが滑降の準備をしていた。
さらに進んで、リフト終点、スキー場のトップに出る。
「赤面山登山口」の看板の埋まり具合から、昨年との積雪量の違いがよく分かる。
赤面山のピークには昨年登っているし、上部はアイスバーンの心配もあるので、今日はゲレンデレベルで遊ぶことにする。
スキー場トップから、昨年滑らなかった北側のコースの様子を覗いてみると、ゲレンデの雪つきは悪くてあまり食指が伸びないが(それでもシュプールはあった)、ゲレンデ脇のブナ林が良さそうに見えるので、行ってみる。
混んだ林間を抜けて目的の林の上に出ると、思った通りの明るいブナ林。
理想よりはちょっと樹が混んでいる感じか。
でもラインはそこかしこに取れる。
上部は結構斜度があり、雪質が良ければウハウハとなりそうだが、滑ってみると、今日の雪は曲がりにくい反面スピードが出て、難しい。
締まり気味の新雪は滑り始めそれほど潜らないのだが、ある一定の圧を越えるとそこからズボッともう一段潜る。
ターン後半に前足がズボッと潜って足を取られ前転、というパターンを繰り返す。
かといって、後ろに残すことを意識しすぎるとスキーが走って尻もちになってしまう。
うーん難しい。
何度も登り返して悪戦苦闘。
そのうちふと思いついて、下部の緩斜面を浅回りでさらさらっと滑ってみると、これがいい感じで、もう1本。
だいぶ長いことこのブナ林で遊んでしまった。
ゲレンデトップに戻り、今度はリフト線下に入ってみる。
見た目はすごくいいのだが、日当たりが良いためかなりのクラスト。
こりゃいかん、ということで両脇の林に逃げる。
林の中から、最後は登りに使った急斜面ゲレンデの途中に出る。
滑ってみると、重いのは重いが、ゲレンデ下部は意外と深い新雪。
上部まで登り返してもう一本。
そろそろ切り上げて車に戻ろう。
昨年、脳内快感物質を噴出させながら滑ったクワッドリフト沿いのコースに行ってみる。
しかし、やはりかなりブッシュが出ている。
雪が少ないというのもあるだろうが、草木の成長もかなり進んでいるのではないだろうか。
それでも何とかコース中程までは滑っていったが、そこから下の藪はさらに濃い。
間の谷が深くなりすぎないうちに、登りのコースに乗り換える。
すると、ススキはかなり出ているものの、突っ切っても滑りにはあまり影響はなく、意外とスキーがよく滑って思いの外楽しい。
緩斜面の浅い新雪をスルスルと滑って、ゲレンデベースに戻り、ツアー終了。
今回の前半に遊んだブナ林は、ゲレンデのオープンバーンがウインドパックされたりアイスバーンになったりしたときでも、柔らかい雪が期待できるのではないだろうか。
昨年あれだけ楽しい思いをしながらも、あんな好コンディションにはそうそう巡り会わないだろうと、私の中のランクはあまり高くなかった赤面山だが、今回アクシデントのために期せずして2度目の訪問をして、思わぬ収穫が得られた。
ゲレンデが急速に自然に還っているのは気になるが、赤面山の魅力が増したツアーだった。
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