★★2013.02.19 BCXC/池の平湿原
やっぱりいいわ~、池の平湿原!
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2013年2月19日 池の平湿原
天候:くもり
装備:Seki(板)EVO GLADE AR、アウタバウンズクラウン(靴)Xadv6
<コースタイム>
12:21 湯の丸第4リフト上
13:08~13:12 兎平
13:21 湿原
13:36 兎平
(兎平前斜面滑降)
14:16 兎平
14:49 雲上の丘
14:52 湿原
15:09 兎平
15:32 雲上の丘肩
15:35 湿原
15:49 兎平
16:09 湯の丸第4リフト上
16:14 湯の丸第6リフト下
前々回の前武尊、前回の東谷山と、なかなかの好コンディションが続いているが、今回もツアーを予定していた前日に南岸低気圧が通過して東京に冷たい雨が降った。
そのあと冬型になり、気温の低い状態が続いている。
これは東信の山でパウダーを頂くチャンス、ということで、池の平湿原に向かう。
到着した湯の丸スキー場はくもりで、かなり寒い。
今シーズンは今回が初めてなので、Myシーズン券=回数券を購入。
今頃初回ではシーズン中に使い切らない可能性が高いが、まあこのくらいはスキー場に貢献しなければ。
今回は、ノーエッジクロカンのロシニョール・EVO GLADE ARを履く。
以前から、パウダーの時期に池の平湿原でノーエッジクロカンを試してみたいと思っていたのだ。
しかし、前回この板を履いた湯沢スキー場で、ノーエッジクロカンで深雪の中をターンすることの難しさを痛感している。
せっかく好コンディションが期待できるのだから、「やっぱり難しかった」で終わってしまうのはもったいない。
BCクロカンでの滑りも楽しみたいので、BCクロカン板(アウタバウンズクラウン)も持って上がることにする。
ノーエッジクロカンを履き、手にBCクロカン板を持って第6高速リフトに乗る。
背中にはザック。
いかにも変な風体だが、リフトでは何も言われなかった。
高速リフトを降りると、入山口となる林道入り口まで、少しだけ初級者コースを滑らなくてはならない。
ここでザックにBCクロカン板を着けようかとも思うが、万が一転んだときに危ないかもしれないので、手に抱えて滑る。
BCクロカン板を持ってノーエッジクロカンで圧雪斜面を滑るのは難儀だが、幸い降雪直後で柔らかめだったので、エッジがそれなりに効いてくれる。
プルークで慎重に滑って、林道入り口へ。
いよいよ登りになるので、BCクロカン板はザックに装着。
スキー板を着けたザックを背負ってスキーで歩く。
変人28号である。
林道には期待通りの新雪が積もっており、新しいスノーシューのトレースがあった。
ラッセルするよりはマシなのだが、凸凹のあるスノーシューのトレースはステップ板だと歩きづらい。
ノーエッジクロカンはキャンバーが強いこともあり、意識して凸の部分をキックゾーンで踏むようにしないと、スリップしてしまう。
斜度の強めのところではトレースを外して登る。
スノーシューのトレースは途中から林道を外れ、外輪山の北斜面に直接向かっていた。
そこからはトレースと分かれ、ノートラックの林道をラッセルして、兎平に到着。
今シーズンは、冬型の時でも湯の丸スキー場の天気予報は雪マークのない日がほとんどだった。
もともとそういう地域ではあるのだが、それにしても例年に比べて雪マークの日が少ない感じだったので、積雪量がちょっと心配だったのだが、兎平にはむしろ例年より多めくらいの雪があった。
BCクロカン板を東屋の前にデポし、早速、湿原に向かう目の前のなだらかなノートラック斜面をノーエッジクロカンで滑ってみる。
新雪に潜ったクロカン板は、ほとんどずれてくれず、やはり曲がらない。
曲げようという意識が強すぎると、内倒してバランスを崩してしまう。
スキーが少しずつ方向を変えていくのを待つ感じで、何とか緩やかにターンする。
あまり曲げようとせずに、カラマツの間をスイーと滑り抜けて、湿原に出る。
平地歩行も、新雪をラッセルしながら進むような状態では、締まった雪の時のようなクロカンならではの板の走りは感じられない。
うーん、やっぱり今日はBCクロカンで思う存分滑ることに切り替えよう、と兎平に登り返す。
兎平に戻ると、しかしやっぱりもう少し斜度のあるところでノーエッジクロカンを試してみようと、兎平前の中斜面を滑ってみる。
しかしやっぱり曲がらず、最初のターンで内倒して転ぶ。
起き上がり、バランスをとりながら何とか下までゆるゆると滑る。
板が潜ってしまうような状況では、ノーエッジクロカンは非常に曲がりにくいようだ。
雪が軽ければそれなりに曲がるんじゃないかと思っていたのだが、そうでもなさそう。
たしかに今日の雪は、軽いのだが締まっているというか、粒が細かい感じで、正月の北東北のようなパフパフ感はない。
しかし、たとえパフパフの新雪だったとしても、それほど変わらないのではないか。
圧雪面の上に軽い雪が乗っているような状況でなければ、私の技術では、新雪でスムーズなターンをするのは難しいんじゃないかと思う。
観念して、BCクロカンに履き替える。
BCクロカンならこのくらいの深雪はお手のものだ。
兎平前の斜面は下りラッセルになってしまうこともあるが、今日はちょうど良い頃合いで、BCクロカンなら実に気持ちよい新雪滑降が楽しめる。
思わずもう1本。
いつもこの気持ちよさにつられ、ここで滑降を繰り返して時間を使い切ってしまうのだが、今日のようなコンディションの良いときに、外輪山から湿原への滑降も楽しみたいと思っていた。
そこで、兎平前は切り上げて外輪山に登っていく。
村界の丘には登らずに側面をトラバースし、その先から外輪山の稜線をたどる。
稜線から湿原へはいくつものラインがとれる。
これまで、おいしそうなラインが目に入るとついつられて滑り込んでしまい、湿原に下りてから外輪山を見上げて「もっと先の斜面の方が良かったかな」と思うことがしばしばだった。
今日は、次々に現れるオープンバーンの誘惑に耐えて、一番急で長いラインがとれる雲上の丘まで登る。
ピークからは、雲海の上に遠く北アルプスが望めた。
雲上の丘ピークからノートラックのオープンバーンの滑降は、快適の一語。
あっという間に湿原まで滑り降りる。
ん~気持ちよかった。
これは是非もう一本行きたい。
ということで、湿原から兎平に登り返し、さらに外輪山へと先ほどのトレースをたどる。
今度は、1本目では我慢して通過した、雲上の丘手前からのノートラック斜面へ。
これまた極楽。
パウダーを存分に楽しんで、兎平に戻る。
帰りは、BCクロカンを履いたまま、ノーエッジクロカン板をストックのように両手に持って、林道を滑る。
スノーシューのトレース上はそれなりに滑るが、私が新雪に一人でつけたトレース上は滑らず歩き。
スキー場に戻ると、営業時間終了を告げる音楽が流れる中、人気の少なくなったゲレンデを滑り降りて駐車場に戻った。
一時期あまりにも足繁く通った反動に加え、最近は行ったことのないルートの開拓に力を入れていることもあって、このところ池の平湿原にはあまり足が向かなくなっていた。
しかし、今回、厳冬期の池の平湿原は一級品のBCクロカンエリアであると、あらためて強く感じさせられた。
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2013年2月19日 池の平湿原
天候:くもり
装備:Seki(板)EVO GLADE AR、アウタバウンズクラウン(靴)Xadv6
<コースタイム>
12:21 湯の丸第4リフト上
13:08~13:12 兎平
13:21 湿原
13:36 兎平
(兎平前斜面滑降)
14:16 兎平
14:49 雲上の丘
14:52 湿原
15:09 兎平
15:32 雲上の丘肩
15:35 湿原
15:49 兎平
16:09 湯の丸第4リフト上
16:14 湯の丸第6リフト下
前々回の前武尊、前回の東谷山と、なかなかの好コンディションが続いているが、今回もツアーを予定していた前日に南岸低気圧が通過して東京に冷たい雨が降った。
そのあと冬型になり、気温の低い状態が続いている。
これは東信の山でパウダーを頂くチャンス、ということで、池の平湿原に向かう。
到着した湯の丸スキー場はくもりで、かなり寒い。
今シーズンは今回が初めてなので、Myシーズン券=回数券を購入。
今頃初回ではシーズン中に使い切らない可能性が高いが、まあこのくらいはスキー場に貢献しなければ。
今回は、ノーエッジクロカンのロシニョール・EVO GLADE ARを履く。
以前から、パウダーの時期に池の平湿原でノーエッジクロカンを試してみたいと思っていたのだ。
しかし、前回この板を履いた湯沢スキー場で、ノーエッジクロカンで深雪の中をターンすることの難しさを痛感している。
せっかく好コンディションが期待できるのだから、「やっぱり難しかった」で終わってしまうのはもったいない。
BCクロカンでの滑りも楽しみたいので、BCクロカン板(アウタバウンズクラウン)も持って上がることにする。
ノーエッジクロカンを履き、手にBCクロカン板を持って第6高速リフトに乗る。
背中にはザック。
いかにも変な風体だが、リフトでは何も言われなかった。
高速リフトを降りると、入山口となる林道入り口まで、少しだけ初級者コースを滑らなくてはならない。
ここでザックにBCクロカン板を着けようかとも思うが、万が一転んだときに危ないかもしれないので、手に抱えて滑る。
BCクロカン板を持ってノーエッジクロカンで圧雪斜面を滑るのは難儀だが、幸い降雪直後で柔らかめだったので、エッジがそれなりに効いてくれる。
プルークで慎重に滑って、林道入り口へ。
いよいよ登りになるので、BCクロカン板はザックに装着。
スキー板を着けたザックを背負ってスキーで歩く。
変人28号である。
林道には期待通りの新雪が積もっており、新しいスノーシューのトレースがあった。
ラッセルするよりはマシなのだが、凸凹のあるスノーシューのトレースはステップ板だと歩きづらい。
ノーエッジクロカンはキャンバーが強いこともあり、意識して凸の部分をキックゾーンで踏むようにしないと、スリップしてしまう。
斜度の強めのところではトレースを外して登る。
スノーシューのトレースは途中から林道を外れ、外輪山の北斜面に直接向かっていた。
そこからはトレースと分かれ、ノートラックの林道をラッセルして、兎平に到着。
今シーズンは、冬型の時でも湯の丸スキー場の天気予報は雪マークのない日がほとんどだった。
もともとそういう地域ではあるのだが、それにしても例年に比べて雪マークの日が少ない感じだったので、積雪量がちょっと心配だったのだが、兎平にはむしろ例年より多めくらいの雪があった。
BCクロカン板を東屋の前にデポし、早速、湿原に向かう目の前のなだらかなノートラック斜面をノーエッジクロカンで滑ってみる。
新雪に潜ったクロカン板は、ほとんどずれてくれず、やはり曲がらない。
曲げようという意識が強すぎると、内倒してバランスを崩してしまう。
スキーが少しずつ方向を変えていくのを待つ感じで、何とか緩やかにターンする。
あまり曲げようとせずに、カラマツの間をスイーと滑り抜けて、湿原に出る。
平地歩行も、新雪をラッセルしながら進むような状態では、締まった雪の時のようなクロカンならではの板の走りは感じられない。
うーん、やっぱり今日はBCクロカンで思う存分滑ることに切り替えよう、と兎平に登り返す。
兎平に戻ると、しかしやっぱりもう少し斜度のあるところでノーエッジクロカンを試してみようと、兎平前の中斜面を滑ってみる。
しかしやっぱり曲がらず、最初のターンで内倒して転ぶ。
起き上がり、バランスをとりながら何とか下までゆるゆると滑る。
板が潜ってしまうような状況では、ノーエッジクロカンは非常に曲がりにくいようだ。
雪が軽ければそれなりに曲がるんじゃないかと思っていたのだが、そうでもなさそう。
たしかに今日の雪は、軽いのだが締まっているというか、粒が細かい感じで、正月の北東北のようなパフパフ感はない。
しかし、たとえパフパフの新雪だったとしても、それほど変わらないのではないか。
圧雪面の上に軽い雪が乗っているような状況でなければ、私の技術では、新雪でスムーズなターンをするのは難しいんじゃないかと思う。
観念して、BCクロカンに履き替える。
BCクロカンならこのくらいの深雪はお手のものだ。
兎平前の斜面は下りラッセルになってしまうこともあるが、今日はちょうど良い頃合いで、BCクロカンなら実に気持ちよい新雪滑降が楽しめる。
思わずもう1本。
いつもこの気持ちよさにつられ、ここで滑降を繰り返して時間を使い切ってしまうのだが、今日のようなコンディションの良いときに、外輪山から湿原への滑降も楽しみたいと思っていた。
そこで、兎平前は切り上げて外輪山に登っていく。
村界の丘には登らずに側面をトラバースし、その先から外輪山の稜線をたどる。
稜線から湿原へはいくつものラインがとれる。
これまで、おいしそうなラインが目に入るとついつられて滑り込んでしまい、湿原に下りてから外輪山を見上げて「もっと先の斜面の方が良かったかな」と思うことがしばしばだった。
今日は、次々に現れるオープンバーンの誘惑に耐えて、一番急で長いラインがとれる雲上の丘まで登る。
ピークからは、雲海の上に遠く北アルプスが望めた。
雲上の丘ピークからノートラックのオープンバーンの滑降は、快適の一語。
あっという間に湿原まで滑り降りる。
ん~気持ちよかった。
これは是非もう一本行きたい。
ということで、湿原から兎平に登り返し、さらに外輪山へと先ほどのトレースをたどる。
今度は、1本目では我慢して通過した、雲上の丘手前からのノートラック斜面へ。
これまた極楽。
パウダーを存分に楽しんで、兎平に戻る。
帰りは、BCクロカンを履いたまま、ノーエッジクロカン板をストックのように両手に持って、林道を滑る。
スノーシューのトレース上はそれなりに滑るが、私が新雪に一人でつけたトレース上は滑らず歩き。
スキー場に戻ると、営業時間終了を告げる音楽が流れる中、人気の少なくなったゲレンデを滑り降りて駐車場に戻った。
一時期あまりにも足繁く通った反動に加え、最近は行ったことのないルートの開拓に力を入れていることもあって、このところ池の平湿原にはあまり足が向かなくなっていた。
しかし、今回、厳冬期の池の平湿原は一級品のBCクロカンエリアであると、あらためて強く感じさせられた。
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