2013.04.16 BCXC/玉原高原

恒例となっている(?)4月の玉原高原ツアー。
今年は融雪が予想以上に進んでいました。

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2013年4月16日 玉原高原

天候:晴れ
装備:(板)カルフ・サルスティス(靴)Xadv6
<コースタイム>
12:35 たんばらスキー場トップ
14:27 第2リフト下

4月。
東京近郊の多くのスキー場の営業は3月いっぱいで終わり、隣接するバックカントリーもアクセスが悪くなったり、雪がなかったりで、行き先が限定されてくる。
そんな中、頼りになるのが玉原高原とかぐら。
かぐらはGW以降でも大丈夫なので、4月中に玉原に行っておく。

4月の玉原高原には、2010年昨年にも行っていて、どちらも残雪は十分だった。
今年の融雪が早いのは知っていたが、4月に入ってから寒の戻りがあったし、なにしろスキー場もGWまで営業する玉原なので、さすがに大丈夫だろうと思っていた。
ところが、着いてみると、いつもバックカントリーへの入り口になるちびっ子ゲレンデは大方雪が消えており、林の中もところどころ雪が残っている、という程度。

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時折藪の上をスキーで歩くことを覚悟すれば何とか雪をつないで登っていけるのではないか、と林の中に入ってみたが、難しそう。
やむを得ず、リフトに乗って上からバックカントリーに入ることにする。

リフト2本を乗り継いでスキー場トップへ。
脇の林の中の様子を見ながら進むが、ここまで上がっても雪はやはり少ない。
特に斜度の強い部分の融雪が早く、下に下りられなくなっている。
林間とゲレンデコースを出たり入ったりしながら少し下り、斜度が緩んで大型のブナが並ぶあたりまで来ると、ようやく林間をツアーできそうな状況になる。

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尾根上は斜度が緩く滑りを楽しめる感じではない。
北側の沢筋なら雪が残っているのではないかと様子を見ながら進むと、ようやく1カ所、そこそこ滑れそうなところを見つける。
落ちた枝なども多く、およそ快適とは言えないが、今日のコンディションではマシなほう。
ここで少し遊ぶ。
位置を確認すると、1323mの小ピークの脇の沢だった。
今まで滑ったことのないところだ。

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小ピークからはブナ平へ。
ブナ平はまだ結構積雪があった。

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雪は締まったザラメで、スキーがよく走る。
サルスティスの平地滑走性能もなかなかのものと感心する。
「なんちゃってパスガング」を交えながら、広大なブナ平を歩き、走る。

ブナ平からはいつもならいったん下に下りるのだが、今日は雪がないのでゲレンデの元の場所に登り返す。
かなり歩き回ったが、それでも2時間も経っていない。
まだ時間があるので、ゲレンデを滑ることにする。

林間から戻ってすぐの「レイクウッドコース」は、クローズになっている訳ではなく圧雪もされているのだが、滑っている人がほとんどおらず、ほぼフラットな状態。
適度に柔らかいザラメのフラットバーンは大変滑りやすく、気持ちが良い。
そのまま乗り場に滑り込める第4リフトが今日は動いていないため、メインの「センターコース」に戻るのに歩かなければいけないので、人が来なかったようだ。

人が集中していた(といっても平日なのでガラガラだが)「センターコース」は、ザクザクに荒れたザラメ雪。
BCクロカンで滑ると、波の上を滑っているような浮遊感がある。
私は基本、BCクロカンでゲレンデを滑るのは好きではないが、こういう柔らかい雪なら悪くない。
ゲレンデなら、バックカントリーでは出せないスピードですっ飛ばすこともできる。
バックカントリーの状態が良ければゲレンデは滑らなかったはずで、いわば『残念会』みたいなものだったが、思いの外楽しめた。
でも、このゲレンデ滑りだけを目的にここまでやって来るということはないなあ…自分の場合。

ところで、ゲレンデを滑っていたら、3人組のテレマーカーとお会いした。
しかもお二人は細革である。
お話しすると、BCクロカンにも興味があるとのことだった。
BCクロカンに関する情報はまだまだ少ないが、テレマーカーの間にも少しずつ浸透してきているのだろうか、などと思っていたら、このブログをご覧頂いているとのことだった。
うれしくもあり、また見知らぬ人がこれを読んでいるのだということを再認識して(当たり前なのだが)、ちょっと緊張してしまうのだった。

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