2014.08.13 BCXC/乗鞍雪渓

BCクロカンを愛するみなさん、こんにちは。
またしても時間差攻撃、夏休みの乗鞍雪渓スキーの記録です。

これにて、13-14シーズンの滑り納めとなりました。

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2014年8月13日 乗鞍雪渓

天候:くもり
装備:Seki(板)クナイスル・ツアーライト59(靴)サロモン・Xadv7
   Seki Jr.(板)マズシャス・エポック(靴)ガルモント・エクスカーション


夏休みは、息子とテント泊で南八ヶ岳(権現岳~赤岳~硫黄岳)を縦走する計画だった。
しかし、雨男の息子と一緒のためか、天気の見通しがどうにもよろしくない。
息子に、雨を覚悟で行くかと問うと、うーん、と煮え切らない。
そこで、それとも、1日目は天気がもちそうなので乗鞍でスキーでもするか、と水を向けると、二つ返事でそれがいい、と。

実は、先月乗鞍に家族で温泉旅行に行っていて、その時畳平行きのバスの中から雪渓を滑っている人たちを見ていたのだった。
どうやら、息子は思っていた以上に雪渓スキーに関心を持っていたらしい。

早朝に自宅を出発するが、少し寝坊して遅れた上に、予想以上に中央道の交通量が多い。
渋滞したのは相模湖手前のわずかな距離だけだったが、全体的にスピードが上がらず、快調に走れるようになったのはようやく韮崎辺りからだった。

そのため、乗鞍の駐車場到着は8時のバスの出発直前で、間に合わず。
9時のバスで山に上がる。
バスは盛況で、3台仕立て。
もっと早い時間には5台仕立てのときもあったらしい。

大雪渓(肩の小屋口)でバスを降りると、さすがに先月より雪渓はかなり小さくなっている。
しかし、去年のお盆休みに来たとき(夫婦で観光-スキーはせず)よりは残雪が多いように思う。

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今日は、丁度まほろば倶楽部のツアーも乗鞍とのことで、ご一緒させて頂くべく連絡しておいた。
上の雪渓まで板を担いで登っていくと、雪渓の下の方にワンピ姿の方が目に入る。
板が極端に細い。
ノーエッジクロカンだ。
こんな所でそんなものを履いているのは、思った通りまほろば倶楽部のゲスト、Tさん(T先輩)。

さすがにノーエッジクロカンで登ったり滑ったりしているわけではなく、トラバースだけ、ということだったので、ご挨拶の後、われわれ親子は板を履いて雪渓を登る。
雪渓上部で、石木田さんとゲストのOさんが滑っていた。

天気は高曇りで、シャツ1枚で暑くもなく、寒くもなく、ちょうど良い。
雪は、もちろんスプーンカットでガタガタではあるが、思っていたよりずっと柔らかい。
日差しはないし、標高の高い乗鞍ということで心配していたのだが、以前の鳥海山8月スキーの方が堅かったくらいだ。
石木田さんによれば、直前の雨で緩んだのではないか、とのこと。

しかもありがたいことに、先行のお二人により既にミニゲレンデが造成されている。
早速そこを滑らせて頂く。

滑った雪渓。「ミニゲレンデ」は写真中央の最上部に造成。
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さすがに気楽にしゅるしゅるとはいかないが、8月としては望外のコンディションだ。
BCクロカンでも「修行」感は少なく(全くない、とは言えないかも…笑)、なかなか楽しめる。

途中、かの「www.norikura.org 乗鞍大雪渓 Web Site」の管理人の方が通りかかり、しばらくお話しする。
見てみたら、ちゃんと「ノリクラ雪渓カレンダー」に私たちの様子が載っていた(【雪渓上部Ⅰ】の一番下。)

やがて、石木田さんがなにやらゴソゴソと荷物を探り出し、取り出したのはドリルとミニポール。
おお! あったんですね。

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セットされたポールは、アルペンを履いていたOさん向けということで、BCクロカンにとってはかなりタイトな設定。
アルペンのOさんは見事にスラロームしていくが、私はターンごとに大きくずり落ちながら、何とか全部クリアするのがやっと、という感じ。
それでも、ポールはこれまでスキー場の緩斜面にセットされたタイムチャレンジャーのコースくらいしか滑ったことがなかったので、ライン取りなどいい勉強になった。

夏スキー独特のゆったり感(?)でガツガツという感じではなかったが、それでもしっかり滑って、下山のバスに乗る。

スキーの後は、まほろば倶楽部のみなさんに別れを告げた後、温泉に。
乗鞍高原温泉は先月入っているので、今回は平湯温泉に行ってみる。
「ひらゆの森」は大きな駐車場がいっぱいになっていて驚いたが、中もとにかく大きいので、それほどの混雑感はない。

広い露天風呂にいくつもの浴槽がしつらえてある、レジャープールのような趣の施設なので、泉質には期待できないのだろうと思っていたが、いくつかは掛け流しの浴槽もあり、十分満足できた。
さすが奥飛騨、いい1日の締めくくりとなった。


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