SOUL SLIDE 2015
BCクロカンを愛するみなさん、こんにちは。
昨日12月3日は、「SOUL SLIDE 2015」の発売日でした。
もともと私の嗜好にはやや合っていなかった上、近年は太板パウダー路線を強め、さらに昨年の「用具と技術」特集で、私との距離が行き着くところまで行ってしまった感のあった「SOUL SLIDE」。
それでも、雑誌媒体での情報の乏しいテレマーカーの性で、新刊が出ればやっぱり買ってしまうのであります。
で、それほどの期待感もなく(その割には発売当日に買ったりしてるんですけれども)本を開いてみたところ…。
まだ全ての記事をちゃんと読んだわけではなく、特に気になる記事をさっと拾い読みした程度ではありますが。
今年の「SOUL SLIDE」はかなりイイですよ!(私にとっては)
まず、最初に出てくる特集記事「こちら里山スキー研究所」のタイトルが目を惹きます。
内容はプラブーツ向きの太めステップ板の試乗リポートで、「もしかしたらBCクロカン?」という期待は裏切られ、また里山スキーのフィールドや楽しみ方の紹介もなく、やや看板倒れという感じもします。
しかし、各社のステップ板を揃えて3人のテスターが乗り比べるというのは、画期的な企画。
正直、スキーの試乗リポートって、私ごときには微妙な滑りの違いなんてそんなに分からないし、ほとんど興味が感じられないものだったんですが、ことステップ板となると、ステップの効き具合とか、その反面の平地-緩斜面での滑り具合、あるいはキャンバーの強さなど、使用感に大きな影響を与える要素があるので、参考になります。
この後、「SOUL SLIDE」的(?)な紙面がしばらく続き、「ん~」と思い始めたところで出て来るのが、「霧ヶ峰 新オートルート」。
これ最高。
登場するのは車山高原「コロモデ」の佐藤鉱治さん。
私、お目にかかったことはありませんが、まほろば倶楽部周辺でしばしば話題に上り、またブログを拝見したりして、一方的に親近感をもっていました。
で、霧ヶ峰周辺は、以前からBCクロカンで行ってみたいと思っていた場所。
しかし、雪が少ない地域である上に、非常に寒くて風が強いということで、かなり場所を選ばないとBCクロカンでは十分に楽しめないのではないか、という不安がありました。
昨年の夏休みに奥様と上高地~乗鞍~北八ヶ岳のハイク&ドライブ旅行をした際には、観光のフリをしてサマーリフトで車山山頂に登り、密かに下見をしたりもしましたが、BCクロカンにぴったりの地形である反面、いかにも風が強く雪が飛ばされそうなロケーションに不安は解消されず、行く踏ん切りがつかずにいました。
そんな私にこの記事は、まさに渡りに舟。
モデルルートが示され、この地域のルート選びのポイントも書かれていて、さらに様子が分かるカラー写真も。
これで、ここで滑るイメージが一気に湧いてきました。
(1点だけ、この記事の時は昨年の関東甲信の記録的大雪の後で、いつもこうではないのではないか、という不安は若干残っているのですが)
考えてみると、「SOUL SLIDE」を読んで「あー、ここ行ってみたいな~」と思うことって、ほとんどなかったんですよね。
もともと、今回のようなガイド的な記事は非常に少ないし、記事で登場するエリアも海外とか北海道が多くて(この傾向は今号でも続いてはいますが)、「どうせ行けないし」という感じになってしまうんです。
読んでいて「その気」にさせられる、今回の霧ヶ峰のような記事、今後も期待です。
と盛り上がったところに続く記事では、クロスカントリースキーによるクロスゲーム「Nord eX」の魅力を、ミヤコスポーツの方が熱くアピール。
これも、「行ってみたいな」と思わせるいい記事ですね。
このほかにも、ローカルなテレマークイベントのリポートや、スキーガイド資格受験奮闘記、テレマークスキー技術検定の紹介、湧別原野クロスカントリースキー大会の出場記など、ヒールフリースキーの多様な側面がバランス良く取り上げられている印象を受けます。
そうそう、「てれまくり」のリポートも、なんかいつもより味のある文章だな、これはもしや、と思ったら、やっぱり北田啓郎さん。
といったところも含め、後半の白黒ページの記事には、初期の「POWDER GUIDE」のようなニオイもかすかに感じられ…。
いやー、この路線、来年も続けてほしいなあ。
なんて思うのは変人28号の私だけ、ってことじゃないといいんですが。
昨日12月3日は、「SOUL SLIDE 2015」の発売日でした。
もともと私の嗜好にはやや合っていなかった上、近年は太板パウダー路線を強め、さらに昨年の「用具と技術」特集で、私との距離が行き着くところまで行ってしまった感のあった「SOUL SLIDE」。
それでも、雑誌媒体での情報の乏しいテレマーカーの性で、新刊が出ればやっぱり買ってしまうのであります。
で、それほどの期待感もなく(その割には発売当日に買ったりしてるんですけれども)本を開いてみたところ…。
まだ全ての記事をちゃんと読んだわけではなく、特に気になる記事をさっと拾い読みした程度ではありますが。
今年の「SOUL SLIDE」はかなりイイですよ!(私にとっては)
まず、最初に出てくる特集記事「こちら里山スキー研究所」のタイトルが目を惹きます。
内容はプラブーツ向きの太めステップ板の試乗リポートで、「もしかしたらBCクロカン?」という期待は裏切られ、また里山スキーのフィールドや楽しみ方の紹介もなく、やや看板倒れという感じもします。
しかし、各社のステップ板を揃えて3人のテスターが乗り比べるというのは、画期的な企画。
正直、スキーの試乗リポートって、私ごときには微妙な滑りの違いなんてそんなに分からないし、ほとんど興味が感じられないものだったんですが、ことステップ板となると、ステップの効き具合とか、その反面の平地-緩斜面での滑り具合、あるいはキャンバーの強さなど、使用感に大きな影響を与える要素があるので、参考になります。
この後、「SOUL SLIDE」的(?)な紙面がしばらく続き、「ん~」と思い始めたところで出て来るのが、「霧ヶ峰 新オートルート」。
これ最高。
登場するのは車山高原「コロモデ」の佐藤鉱治さん。
私、お目にかかったことはありませんが、まほろば倶楽部周辺でしばしば話題に上り、またブログを拝見したりして、一方的に親近感をもっていました。
で、霧ヶ峰周辺は、以前からBCクロカンで行ってみたいと思っていた場所。
しかし、雪が少ない地域である上に、非常に寒くて風が強いということで、かなり場所を選ばないとBCクロカンでは十分に楽しめないのではないか、という不安がありました。
昨年の夏休みに奥様と上高地~乗鞍~北八ヶ岳のハイク&ドライブ旅行をした際には、観光のフリをしてサマーリフトで車山山頂に登り、密かに下見をしたりもしましたが、BCクロカンにぴったりの地形である反面、いかにも風が強く雪が飛ばされそうなロケーションに不安は解消されず、行く踏ん切りがつかずにいました。
そんな私にこの記事は、まさに渡りに舟。
モデルルートが示され、この地域のルート選びのポイントも書かれていて、さらに様子が分かるカラー写真も。
これで、ここで滑るイメージが一気に湧いてきました。
(1点だけ、この記事の時は昨年の関東甲信の記録的大雪の後で、いつもこうではないのではないか、という不安は若干残っているのですが)
考えてみると、「SOUL SLIDE」を読んで「あー、ここ行ってみたいな~」と思うことって、ほとんどなかったんですよね。
もともと、今回のようなガイド的な記事は非常に少ないし、記事で登場するエリアも海外とか北海道が多くて(この傾向は今号でも続いてはいますが)、「どうせ行けないし」という感じになってしまうんです。
読んでいて「その気」にさせられる、今回の霧ヶ峰のような記事、今後も期待です。
と盛り上がったところに続く記事では、クロスカントリースキーによるクロスゲーム「Nord eX」の魅力を、ミヤコスポーツの方が熱くアピール。
これも、「行ってみたいな」と思わせるいい記事ですね。
このほかにも、ローカルなテレマークイベントのリポートや、スキーガイド資格受験奮闘記、テレマークスキー技術検定の紹介、湧別原野クロスカントリースキー大会の出場記など、ヒールフリースキーの多様な側面がバランス良く取り上げられている印象を受けます。
そうそう、「てれまくり」のリポートも、なんかいつもより味のある文章だな、これはもしや、と思ったら、やっぱり北田啓郎さん。
といったところも含め、後半の白黒ページの記事には、初期の「POWDER GUIDE」のようなニオイもかすかに感じられ…。
いやー、この路線、来年も続けてほしいなあ。
なんて思うのは変人28号の私だけ、ってことじゃないといいんですが。
この記事へのコメント
じゃあ買っちゃおうかな~☆
さあ!シーズン始まりましたねっ!!!
明日明後日は秋八です☆
いいなあ、秋八なんかにさっと行けて。
立山にも行ってたし。
うらやましい…。
なーんて!
明日は私も白馬に出撃することにしました!
なはは~!