BCクロカンギア 14-15シーズン情報
BCクロカンを愛するみなさん、こんにちは。
例年は、BCクロカン用具の各社カタログが更新されたらいち早く紹介することを身上としてきたこのブログですが、今年は全くサボっておりました。
原因は色々あるのですが、今シーズンは例年にもましてBCクロカン用具に動きがなく、去年の記事とほとんど同じ内容になってしまう、ということも一つでした。
なので、去年の記事を読んでもらえばそれでいいかなー、とも思っていたのですが、ギア情報はこのブログの中でも特に需要が高い(アクセスが多い)記事なので、全くないというのはよろしくないかと思い、遅ればせながらまとめてみることにしました。
1.スキー
<エントリーモデル>
BCクロカンにエントリーモデルもくそもあるか、という気もしますが、要するに、太すぎず細すぎず、最初の1本として無難と思われるモデルです。
MADSHUS/EON(83-62-70)
FISHER/SBOUND78(78-61-69)
ROSSIGNOL/BC70(70-60-65)
<パウダー向き太めモデル>
BCクロカンとしては太めで、よりパウダーの登高・滑降に向いていると思われるモデルです(といってもファット板のように浮くわけではないので、深いパウダーはいずれにしてもBCクロカンは苦手です)。
エッジは効きにくいので、ゲレンデの圧雪斜面は滑りづらいと思います。
一応こういう分類にしましたが、特にパウダー向きと意識せずにこのクラスを使用している方も多いかと思われ、エントリーモデルに入れるべき、という意見もあるかもしれません。
FISHER/SBOUND88(88-68-78)
ROSSIGNOL/BC90(88-60-78)
SALOMON/XADV89(89-60-78)
<軽快細めモデル>
BCクロカンならではの軽快感を最大限に楽しめる、細めのモデルです。
滑りのキレも良く、春のザラメでの使用が主になるのなら有力な選択肢になります。
ただ、細い板と浅く柔らかい靴(要するに細板革靴ですね)に慣れていない方がいきなり履くと、上2種のモデルより難しく感じるのかもしれません(私自身は慣れていたのでそう感じたことはないのですが)。
MADSHUS//BC55 MGV+(68-55-62)
MADSHUS//GLITTERTIND MGV+(68-55-62)※BC55と中身は同じ
MADSHUS//BC50 MGV+(60-50-55、3/4エッジ)
MADSHUS//VOSS MGV+(60-50-55、3/4エッジ)※BC50と中身は同じ
FISHER/OUTBACK 68 NIS (68-59-64)*
FISHER/SPIDER 62 NIS (62-52-60)*
*NIS専用モデルへのBCビンディング取付についてはこちらの記事参照。
2.ブーツ
ブーツとビンディングには規格があり、互換性はない(たとえばNNNのビンディングにSNSのブーツは付けられない)ので要注意。
<SNS>
SNS規格のブーツで正規輸入されているのはサロモンのみです。
国内カタログに載っているのはXADV8だけですが、6もカラファテなどで売られています。
SALOMON/XADV 8
SALOMON/XADV 6
<NNN>
NNN規格では、クリスピとフィッシャーがBCクロカンブーツを国内カタログに展開しています。
クリスピはゴアテックス仕様が売りです。
おそらく現在国内で一番入手しやすいBCクロカンブーツはクリスピのモデルではないかと思います。
CRISPI/Jokulen
CRISPI/Nordland
CRISPI/Svartisen
FISHER/BCX 6
FISHER/BCX 5
3.ビンディング
ブーツと同様、規格にご注意下さい。
<SNS>
ビンディングもSNS規格はサロモンのみ。
オートタイプはありません。
SALOMON/XA
<NNN>
NNN規格のビンディングはいずれもロッテフェラー。
NNN BC マグナム
NNN BC オート
NNN BC マニュアル
上に挙げた他にもBCクロカンに使える板・ブーツはありますし、海外通販などを利用すればさらに選択肢は広がりますが、そういうものを使おうかというマニアの方はここの説明など見なくてもご自分で判断されるでしょうから、割愛させて頂きます(笑)。
例年は、BCクロカン用具の各社カタログが更新されたらいち早く紹介することを身上としてきたこのブログですが、今年は全くサボっておりました。
原因は色々あるのですが、今シーズンは例年にもましてBCクロカン用具に動きがなく、去年の記事とほとんど同じ内容になってしまう、ということも一つでした。
なので、去年の記事を読んでもらえばそれでいいかなー、とも思っていたのですが、ギア情報はこのブログの中でも特に需要が高い(アクセスが多い)記事なので、全くないというのはよろしくないかと思い、遅ればせながらまとめてみることにしました。
1.スキー
<エントリーモデル>
BCクロカンにエントリーモデルもくそもあるか、という気もしますが、要するに、太すぎず細すぎず、最初の1本として無難と思われるモデルです。
MADSHUS/EON(83-62-70)
FISHER/SBOUND78(78-61-69)
ROSSIGNOL/BC70(70-60-65)
<パウダー向き太めモデル>
BCクロカンとしては太めで、よりパウダーの登高・滑降に向いていると思われるモデルです(といってもファット板のように浮くわけではないので、深いパウダーはいずれにしてもBCクロカンは苦手です)。
エッジは効きにくいので、ゲレンデの圧雪斜面は滑りづらいと思います。
一応こういう分類にしましたが、特にパウダー向きと意識せずにこのクラスを使用している方も多いかと思われ、エントリーモデルに入れるべき、という意見もあるかもしれません。
FISHER/SBOUND88(88-68-78)
ROSSIGNOL/BC90(88-60-78)
SALOMON/XADV89(89-60-78)
<軽快細めモデル>
BCクロカンならではの軽快感を最大限に楽しめる、細めのモデルです。
滑りのキレも良く、春のザラメでの使用が主になるのなら有力な選択肢になります。
ただ、細い板と浅く柔らかい靴(要するに細板革靴ですね)に慣れていない方がいきなり履くと、上2種のモデルより難しく感じるのかもしれません(私自身は慣れていたのでそう感じたことはないのですが)。
MADSHUS//BC55 MGV+(68-55-62)
MADSHUS//GLITTERTIND MGV+(68-55-62)※BC55と中身は同じ
MADSHUS//BC50 MGV+(60-50-55、3/4エッジ)
MADSHUS//VOSS MGV+(60-50-55、3/4エッジ)※BC50と中身は同じ
FISHER/OUTBACK 68 NIS (68-59-64)*
FISHER/SPIDER 62 NIS (62-52-60)*
*NIS専用モデルへのBCビンディング取付についてはこちらの記事参照。
2.ブーツ
ブーツとビンディングには規格があり、互換性はない(たとえばNNNのビンディングにSNSのブーツは付けられない)ので要注意。
<SNS>
SNS規格のブーツで正規輸入されているのはサロモンのみです。
国内カタログに載っているのはXADV8だけですが、6もカラファテなどで売られています。
SALOMON/XADV 8
SALOMON/XADV 6
<NNN>
NNN規格では、クリスピとフィッシャーがBCクロカンブーツを国内カタログに展開しています。
クリスピはゴアテックス仕様が売りです。
おそらく現在国内で一番入手しやすいBCクロカンブーツはクリスピのモデルではないかと思います。
CRISPI/Jokulen
CRISPI/Nordland
CRISPI/Svartisen
FISHER/BCX 6
FISHER/BCX 5
3.ビンディング
ブーツと同様、規格にご注意下さい。
<SNS>
ビンディングもSNS規格はサロモンのみ。
オートタイプはありません。
SALOMON/XA
<NNN>
NNN規格のビンディングはいずれもロッテフェラー。
NNN BC マグナム
NNN BC オート
NNN BC マニュアル
上に挙げた他にもBCクロカンに使える板・ブーツはありますし、海外通販などを利用すればさらに選択肢は広がりますが、そういうものを使おうかというマニアの方はここの説明など見なくてもご自分で判断されるでしょうから、割愛させて頂きます(笑)。
この記事へのコメント
古い板を改造してやってみたいような気もするけれども、
強度的な問題があって、なかなか難しそうです。
早速、マニアの方々から国内カタログに載っていないモデルのお話で…(笑)。
もともと毎年のようにニューモデルが出るようなカテゴリーじゃないことは分かってますが、各社全く動きなしというのはこのブログを開始してから初めてですね。
ネットを見ていると、国内のBCクロカンユーザーはかつてでは想像できなかったほど増えていると思うので、「入手できなくなっちゃうんじゃないか」とハラハラすることがなくなったのは喜ばしいことですけれども。
ひとつ質問させてください。板のソールにはワックスはどのように塗ったらよろしいのですか?いろいろ検索してみましたが、bcクロカンのことはヒットしませんでした。クロカンの塗り方を見ると、
・ワックスレスなのでワックス塗らない。
・いや、ワックスレスとは「滑らないワックス」を塗ることであり、ツルツルの滑走面には「滑るワックス」を。ウロコ面には「滑らないワックス」を塗る。
などの情報しか発見できず、途方に暮れております。
板は先だって、フィッシャーのSbound98を購入しました。イージースキンはまだ使用するか分からず、購入しておりませんが、イージースキンを装着するなら、ウロコ面にはワックスは塗れない、の認識で合っておりますか?
昔の記事にコメントしてすみません。どうかご教授頂けましたら幸いです。よろしくお願いします。
XCスキーでワックスレスという場合の「ワックス」は、グリップワックス(滑らないワックス)を指します。
つまりグリップワックスの要らないスキー、ということですね。
フラットソールのXCスキーでは、キックゾーンにグリップワックスを塗ることによって雪をグリップできるようにしますが、その効果をウロコなど(シールを埋め込んであるものもあります)によって代替するものです。
要らないのはグリップワックスであり、滑るワックスまで要らなくなるわけではありません。
よく滑るスキーにするにはワックスは必要です。
滑るワックスは、ウロコ部分にも塗ってしまいます(ただし、アイロンで塗ったりしたらワックスでウロコが埋まってしまうかもしれませんが)。
雪質によっては、ワックスが効いていないと、ウロコ部分に雪が付着して団子になってしまうこともあります(今年1月3日のツアーの帰りにそうなりました)。
またシールとの関係ですが、普通の山スキーでもワックスを塗った板にシールを貼るように、ワックスを塗ったウロコのBCクロカン板にシールを貼って使っています。
イージースキンは使ったことがありませんが、グルーで貼り付けるのは同じでしょうから、おそらくワックスを塗った板でも大丈夫なんじゃないでしょうか。
なるほどなるほど、絡んだ糸が解ける様によくわかりました!教えていただきありがとうございました。