★★2015.02.07 BCXC/東谷山~貝掛温泉(尾根ルート)
BCクロカンを愛するみなさん、こんにちは。
"THE DAY"
最高のコンディションの東谷山で、新たな魅力を発見。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2015年2月7日 東谷山~貝掛温泉(尾根ルート)
天候:晴れ
装備:(板)アウタバウンズクラウン(靴)Xadv6
<コースタイム>
8:25 二居
8:50 二居峠
9:15~9:20 鉄塔
10:27~10:52 東谷山
11:11~12:03 1100m付近にて遊ぶ
12:36 貝掛温泉バス停
先週の霧ヶ峰ツアーの興奮が冷めやらぬうちに、またしても南岸低気圧の通過で木曜に東京で雪予報が出た。
これは先週の再現か、と思ったが、東京の雪は空振り。
八ヶ岳やヴィーナスライン周辺のスキー場でもあまり降らなかったようだ。
しかし、低気圧通過後の冬型で金曜日に上信越に降雪。
翌日の土曜日は移動性高気圧が来て晴れマーク…これは絶好のチャンス。
普段はなかなか2週連続で週末ツアーには行けないが、幸運にも今回は都合がついた。
ただ少し早めにかえってくる必要があったので、新幹線利用の上越ツアーに。
で、パウダー狙いと来れば、東谷山。
始発の上越新幹線から、越後湯沢で苗場行きのバスに乗り継ぐ。
バスは満車。
ところで、この7:35発苗場行きのバスは、去年までは「特急」だったのだが、今年から普通になったようだ。
特急だと平標登山口を通過してしまうため平標山ツアーに使えず、1本遅らせたり大枚はたいてタクシーを使ったりしていたので、これは朗報だ。
北陸中部自然歩道の入口からスタート。
スタート地点の積雪状態はこんな感じ。
既に先行者のトレースがあるので、ありがたく利用させて頂く。
この登りだしの南面の雪質が、過去2回よりもずっと良い。
これはもう、北面ルートでは最高の雪質が保証されたようなものだ。
うひひ。
二居峠までの登りは、途中までは自然歩道の道型がはっきりしていて誰が登っても同じようなルートになるのだが、そのうち斜度が増してくると道が分かりづらくなり、ルートの取り方にトップの人の個性が出てくる。
以前来たときは急斜面で強引に最短ルートを取るようなトレースがついていたりしたが、今回は上手く弱点を突いて登りやすいトレースが付けられていた。
急斜面を登り切ると二居峠。
今年の東屋の埋まり具合はこんな感じ。
もうすぐ完全に埋没してしまいそうだ。
二居峠からは、有名な雪庇の稜線を行く。
やはり今年は雪庇も非常に発達している。
鉄塔で若干の休憩を取り、急斜面の登りにかかる。
今回はシール登高の限界という急な直登ラインが取られている部分が多い。
トレースを見ると、スキーアイゼンが刺さった跡がある。
これをスキーアイゼンのないBCクロカンで登るには、慎重に、そしてテクニックを総動員して登る必要がある。
息子が来たときにこのトレースだったら登れなかっただろうな、と思う。
そして、ナイフリッジの核心部にさしかかる。
過去2回はリッジすぐ下を通過するルートが取られていたと記憶しているが、今回はスノーリッジがかなり大きく成長してしまっているためか、トレースはリッジの左斜面をトラバースしている。
これがナイフリッジの側面なので、かなりの急斜面。
足元が崩れそうな急斜面のトラバースに緊張する。
本当に息子が一緒の時でなくて良かった。
何とか核心部を通過し、さらにもう一段急斜面を登ると、広く緩やかな疎林の稜線に出る。
これを登り切れば山頂。
丁度山頂に着くときに、2人のスキーヤーが滑り出していく。
山頂には、私の前を登っていたテレマーカーのお二人と、出発準備をしている山スキーヤーがお一人。
あれ?
私が着くと、その山スキーヤーの方に「クロカンですか」と声をかけられる。
やっぱり、と思う。
こんな所で私が履いているのがクロカンだとすぐに気づく人などそうはいない。
去年もこの山頂で一緒になった「山スキーヤー氏」だった。
山スキーヤー氏は相変わらず精力的に山スキーをされているようで、この東谷山は今シーズン5回目とのこと。
かぐらは第5ロマンスリフトが営業を開始する前(今シーズンは1月2日営業開始)に3回行ったとか、感服するほかない。
このブログもご覧頂いたようで、志賀~野沢ツアーのことなども聞かれ、楽しく歓談する。
山スキーヤー氏は、今日は貝掛温泉に降りた後、バスで二居に戻ってから南面で遊べる場所がないか探してみようかと思う、と話していたが、どうされただろうか。
私の後にも、山スキーヤーがお二人とスプリットボードのスノボーダーがお一人到着する。
皆、パウダー滑降への期待で「今日はいいですねえ」とニコニコである。
山スキーヤー氏がスタートしていった後、私はあることを考えていた。
去年の北面沢ルートの底なしの深雪には、細いBCクロカンと私の技術では歯が立たず、スキーが埋まってしまって大変苦労した。
雪の深さでいえば、きっと今年の方がもっと深いはずだ。
去年と同じ轍を踏んだら、また半ば苦行になってしまう。
これは計画段階から予想されたことだったので、私は秘策を準備していた。
尾根にルートを取れば、あれほどの深雪にはならず、BCクロカンにはちょうど良いくらいになるのではないか、と考えたのだ。
地形図を見ると、一般的なルートである北西の沢から西側に2本目の尾根が、広めで良さそうだ。
沢ルートが、上部はかなりの急斜面でBCクロカンには難しく、逆に下部は緩斜面が長く続いてBCクロカンだと潜って進まないという、BCクロカンにはやや不向きと思われる斜面構成であるのに対し、この尾根は上から下まで適度な傾斜で、それが林道のすぐ上まで続いている。
ただし、木の生え具合は未知数。
山頂で、沢ルートか尾根ルートか、決断を迫られる。
もしかすると、雪は深くても今日は去年よりずっと雪が軽いので、沢ルートでも去年ほど難しくないかもしれない。
もしそうだったら、沢ルートはまれに見る極上体験になるはずだ。
悩んだ末、雪質の良かった12月の栂池でもやはりBCクロカンでは超深雪は困難だったことを思い出し、尾根ルートに決定する。
行ってみてもし良くなさそうなら、登り返すという手もある。
腹を決めたら、登ってきた尾根を戻るようにメロウな斜面を滑って行く。
始めは潜って進まないほどの緩斜面だが、だんだんと良くなってくる。
霧氷で化粧した木枝が、雪の重みで柔らかくしだれ下がってアーチのようになった幻想的な風景の中を、さらさらと滑る。
足元は、雪との一体感を感じさせる柔らかいBCクロカンブーツ。
これが決定的に重要だ。
雪の風景に溶け込むような、えもいわれぬ感覚。
疎林の楽しい滑降が続くが、気楽にロングランをするわけにはいかない。
こののっぺりした広い斜面からいくつも尾根が延びているので、めざす尾根を外さないよう、頻繁にGPSでルートを確認しながら進む。
尾根ルートはやはり沢ルートほどは潜らず、BCクロカンにはちょうど良いスネから膝くらいのパウダー。
軽い雪は良く滑り、極楽のツリーラン。
それがずっと続くのだからたまらない。
問題はこの快適な樹間がどこまで続くかだ。
驚いたことに、滑っているうちに登りのトレースに遭遇する。
新しい、今日のトレースだ。
この尾根が登りのルートとして使われていたとは。
ともあれ、これで、快適に滑れるかどうかはともかく、藪に阻まれて進めなくなったりする心配はなくなった。
尾根が明瞭になってから少し進み、1200m付近で正面の樹林がやや濃くなる。
こうなると快適には滑れないぞ、と心配したが、木の空いた側面を回り込んで下に出ると、また良い感じの樹林に戻り、安心する。
そして、標高1100m前後の斜度の緩んだ部分が、BCクロカンで遊ぶにはおあつらえ向きの斜度になっている。
ここで登り返して少し遊ぶ。
そこから下も快適斜面が続き、結局、林道直前の緩斜面で濃い針葉樹林に到達するまで、支障なく滑降することができた。
最後は、濃い樹林の中をGPSを頼りに林道の方にトラバース気味に進むと、やがて林道と思われる切り開きに出る。
林道をラッセルして歩いて行くと、トレースと合流。
なお、今回は後学のため自力で林道を進んだが、尾根の最下部から右手の沢にシュプールが見えていたので、そちらに下って早々にシュプールに乗ってしまった方が楽だろう。
後はトレースに従い、昨年同様に沢の左岸から橋で右岸に渡り、国道をくぐるトンネルに出る。
トンネルの出口は雪で埋まっており、かろうじて開けられた一人分の穴を通って外に出る。
トンネル出口からまたスキーをはき、貝掛温泉バス停まで滑る。
いつもはここまで下ると雪はずっしりと重くなっていたが、今日は結構軽かった。
バスで越後湯沢駅に戻ったら、駅前商店街の共同浴場で温泉にドボン。
上がってビールに地酒、舞茸天ぷら。
いい気分で駅構内の土産物売り場をふらつき、ゆっくり過ごしてから新幹線に乗って爆睡、それで東京駅に17:20に帰り着いてしまう。
アフタースキーが極楽なのが、越後湯沢新幹線ツアーの魅力。
今回思い切って行ってみた尾根ルートは、期待通り、適度な深雪と手頃な斜度が主稜線から末端まで続いていた。
しかもその間の樹林もほどよい具合が続く。
こんなのちょっと他では考えられない。
その快適度は予想をはるかに超えていた。
ディープパウダーをファットスキーで、という方(この山に来る人はほとんど全てがそうだろう)には全くお勧めしないが、BCクロカンツアーには最高のルート。
私のやってきたBCクロカンツアーの中でも、厳冬期としては今までで一番。
先週の霧ヶ峰といい、いやー、今年はツアーの当たり年だ。
ツアー記録一覧へ
"THE DAY"
最高のコンディションの東谷山で、新たな魅力を発見。
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2015年2月7日 東谷山~貝掛温泉(尾根ルート)
天候:晴れ
装備:(板)アウタバウンズクラウン(靴)Xadv6
<コースタイム>
8:25 二居
8:50 二居峠
9:15~9:20 鉄塔
10:27~10:52 東谷山
11:11~12:03 1100m付近にて遊ぶ
12:36 貝掛温泉バス停
先週の霧ヶ峰ツアーの興奮が冷めやらぬうちに、またしても南岸低気圧の通過で木曜に東京で雪予報が出た。
これは先週の再現か、と思ったが、東京の雪は空振り。
八ヶ岳やヴィーナスライン周辺のスキー場でもあまり降らなかったようだ。
しかし、低気圧通過後の冬型で金曜日に上信越に降雪。
翌日の土曜日は移動性高気圧が来て晴れマーク…これは絶好のチャンス。
普段はなかなか2週連続で週末ツアーには行けないが、幸運にも今回は都合がついた。
ただ少し早めにかえってくる必要があったので、新幹線利用の上越ツアーに。
で、パウダー狙いと来れば、東谷山。
始発の上越新幹線から、越後湯沢で苗場行きのバスに乗り継ぐ。
バスは満車。
ところで、この7:35発苗場行きのバスは、去年までは「特急」だったのだが、今年から普通になったようだ。
特急だと平標登山口を通過してしまうため平標山ツアーに使えず、1本遅らせたり大枚はたいてタクシーを使ったりしていたので、これは朗報だ。
北陸中部自然歩道の入口からスタート。
スタート地点の積雪状態はこんな感じ。
既に先行者のトレースがあるので、ありがたく利用させて頂く。
この登りだしの南面の雪質が、過去2回よりもずっと良い。
これはもう、北面ルートでは最高の雪質が保証されたようなものだ。
うひひ。
二居峠までの登りは、途中までは自然歩道の道型がはっきりしていて誰が登っても同じようなルートになるのだが、そのうち斜度が増してくると道が分かりづらくなり、ルートの取り方にトップの人の個性が出てくる。
以前来たときは急斜面で強引に最短ルートを取るようなトレースがついていたりしたが、今回は上手く弱点を突いて登りやすいトレースが付けられていた。
急斜面を登り切ると二居峠。
今年の東屋の埋まり具合はこんな感じ。
もうすぐ完全に埋没してしまいそうだ。
二居峠からは、有名な雪庇の稜線を行く。
やはり今年は雪庇も非常に発達している。
鉄塔で若干の休憩を取り、急斜面の登りにかかる。
今回はシール登高の限界という急な直登ラインが取られている部分が多い。
トレースを見ると、スキーアイゼンが刺さった跡がある。
これをスキーアイゼンのないBCクロカンで登るには、慎重に、そしてテクニックを総動員して登る必要がある。
息子が来たときにこのトレースだったら登れなかっただろうな、と思う。
そして、ナイフリッジの核心部にさしかかる。
過去2回はリッジすぐ下を通過するルートが取られていたと記憶しているが、今回はスノーリッジがかなり大きく成長してしまっているためか、トレースはリッジの左斜面をトラバースしている。
これがナイフリッジの側面なので、かなりの急斜面。
足元が崩れそうな急斜面のトラバースに緊張する。
本当に息子が一緒の時でなくて良かった。
何とか核心部を通過し、さらにもう一段急斜面を登ると、広く緩やかな疎林の稜線に出る。
これを登り切れば山頂。
丁度山頂に着くときに、2人のスキーヤーが滑り出していく。
山頂には、私の前を登っていたテレマーカーのお二人と、出発準備をしている山スキーヤーがお一人。
あれ?
私が着くと、その山スキーヤーの方に「クロカンですか」と声をかけられる。
やっぱり、と思う。
こんな所で私が履いているのがクロカンだとすぐに気づく人などそうはいない。
去年もこの山頂で一緒になった「山スキーヤー氏」だった。
山スキーヤー氏は相変わらず精力的に山スキーをされているようで、この東谷山は今シーズン5回目とのこと。
かぐらは第5ロマンスリフトが営業を開始する前(今シーズンは1月2日営業開始)に3回行ったとか、感服するほかない。
このブログもご覧頂いたようで、志賀~野沢ツアーのことなども聞かれ、楽しく歓談する。
山スキーヤー氏は、今日は貝掛温泉に降りた後、バスで二居に戻ってから南面で遊べる場所がないか探してみようかと思う、と話していたが、どうされただろうか。
私の後にも、山スキーヤーがお二人とスプリットボードのスノボーダーがお一人到着する。
皆、パウダー滑降への期待で「今日はいいですねえ」とニコニコである。
山スキーヤー氏がスタートしていった後、私はあることを考えていた。
去年の北面沢ルートの底なしの深雪には、細いBCクロカンと私の技術では歯が立たず、スキーが埋まってしまって大変苦労した。
雪の深さでいえば、きっと今年の方がもっと深いはずだ。
去年と同じ轍を踏んだら、また半ば苦行になってしまう。
これは計画段階から予想されたことだったので、私は秘策を準備していた。
尾根にルートを取れば、あれほどの深雪にはならず、BCクロカンにはちょうど良いくらいになるのではないか、と考えたのだ。
地形図を見ると、一般的なルートである北西の沢から西側に2本目の尾根が、広めで良さそうだ。
沢ルートが、上部はかなりの急斜面でBCクロカンには難しく、逆に下部は緩斜面が長く続いてBCクロカンだと潜って進まないという、BCクロカンにはやや不向きと思われる斜面構成であるのに対し、この尾根は上から下まで適度な傾斜で、それが林道のすぐ上まで続いている。
ただし、木の生え具合は未知数。
山頂で、沢ルートか尾根ルートか、決断を迫られる。
もしかすると、雪は深くても今日は去年よりずっと雪が軽いので、沢ルートでも去年ほど難しくないかもしれない。
もしそうだったら、沢ルートはまれに見る極上体験になるはずだ。
悩んだ末、雪質の良かった12月の栂池でもやはりBCクロカンでは超深雪は困難だったことを思い出し、尾根ルートに決定する。
行ってみてもし良くなさそうなら、登り返すという手もある。
腹を決めたら、登ってきた尾根を戻るようにメロウな斜面を滑って行く。
始めは潜って進まないほどの緩斜面だが、だんだんと良くなってくる。
霧氷で化粧した木枝が、雪の重みで柔らかくしだれ下がってアーチのようになった幻想的な風景の中を、さらさらと滑る。
足元は、雪との一体感を感じさせる柔らかいBCクロカンブーツ。
これが決定的に重要だ。
雪の風景に溶け込むような、えもいわれぬ感覚。
疎林の楽しい滑降が続くが、気楽にロングランをするわけにはいかない。
こののっぺりした広い斜面からいくつも尾根が延びているので、めざす尾根を外さないよう、頻繁にGPSでルートを確認しながら進む。
尾根ルートはやはり沢ルートほどは潜らず、BCクロカンにはちょうど良いスネから膝くらいのパウダー。
軽い雪は良く滑り、極楽のツリーラン。
それがずっと続くのだからたまらない。
問題はこの快適な樹間がどこまで続くかだ。
驚いたことに、滑っているうちに登りのトレースに遭遇する。
新しい、今日のトレースだ。
この尾根が登りのルートとして使われていたとは。
ともあれ、これで、快適に滑れるかどうかはともかく、藪に阻まれて進めなくなったりする心配はなくなった。
尾根が明瞭になってから少し進み、1200m付近で正面の樹林がやや濃くなる。
こうなると快適には滑れないぞ、と心配したが、木の空いた側面を回り込んで下に出ると、また良い感じの樹林に戻り、安心する。
そして、標高1100m前後の斜度の緩んだ部分が、BCクロカンで遊ぶにはおあつらえ向きの斜度になっている。
ここで登り返して少し遊ぶ。
そこから下も快適斜面が続き、結局、林道直前の緩斜面で濃い針葉樹林に到達するまで、支障なく滑降することができた。
最後は、濃い樹林の中をGPSを頼りに林道の方にトラバース気味に進むと、やがて林道と思われる切り開きに出る。
林道をラッセルして歩いて行くと、トレースと合流。
なお、今回は後学のため自力で林道を進んだが、尾根の最下部から右手の沢にシュプールが見えていたので、そちらに下って早々にシュプールに乗ってしまった方が楽だろう。
後はトレースに従い、昨年同様に沢の左岸から橋で右岸に渡り、国道をくぐるトンネルに出る。
トンネルの出口は雪で埋まっており、かろうじて開けられた一人分の穴を通って外に出る。
トンネル出口からまたスキーをはき、貝掛温泉バス停まで滑る。
いつもはここまで下ると雪はずっしりと重くなっていたが、今日は結構軽かった。
バスで越後湯沢駅に戻ったら、駅前商店街の共同浴場で温泉にドボン。
上がってビールに地酒、舞茸天ぷら。
いい気分で駅構内の土産物売り場をふらつき、ゆっくり過ごしてから新幹線に乗って爆睡、それで東京駅に17:20に帰り着いてしまう。
アフタースキーが極楽なのが、越後湯沢新幹線ツアーの魅力。
今回思い切って行ってみた尾根ルートは、期待通り、適度な深雪と手頃な斜度が主稜線から末端まで続いていた。
しかもその間の樹林もほどよい具合が続く。
こんなのちょっと他では考えられない。
その快適度は予想をはるかに超えていた。
ディープパウダーをファットスキーで、という方(この山に来る人はほとんど全てがそうだろう)には全くお勧めしないが、BCクロカンツアーには最高のルート。
私のやってきたBCクロカンツアーの中でも、厳冬期としては今までで一番。
先週の霧ヶ峰といい、いやー、今年はツアーの当たり年だ。
1100m付近のメロウバーンにて
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この記事へのコメント
ここはテレの太板でないと無理かなと思っていたのですが・・・
私も尾根コースを細革テレで行ってみようかなと思いました。
暮色爽然
http://tasogaretm.blog.fc2.com/
ブログ拝見しました。
ウロコ板での低山彷徨、いいですね。
赤城山は私もBCクロカンで行ってみてはどうかと思っていたのですが、記録があまりないので二の足を踏んでいました。
詳細な記録、興味深く拝見しました。
東谷山の尾根ルートは、沢に比べ積雪が浅いだけでなく、風の影響も強く受けると思われますので、今回は最高の状態でしたが、気象条件によっては、沢が良い状態でも尾根は残念なコンディション、というケースも予想されます(今回も、ガリッと下のクラスト層に達した場所が1か所だけありました)。
その点はご留意ください。